手彫り仕上げの印鑑というのは手彫り印鑑の事ではありません
知っていましたでしょうか。
まずはYahooかGoogleなどで「手彫り仕上げ 印鑑」と検索してみていただけますでしょうか
膨大な数のハンコ屋さんが出てきます。
「手彫り仕上げ」・・・
何か手彫りのハンコみたいですよね。
でも、実はこれらの印鑑は手彫りじゃないって知っていますか?
ハンコ(印面)の大部分をロボット彫刻機で彫り、その後手彫りっぽく細工してあるハンコの事を言うのです。
嘘みたいに変な話ですよね。
でも、ここに書いてある事が信じられない方は、実際にそのお店に電話して聞いてみて下さい。
お店の話では「字も仕上げも職人が手で行い、ほんの一部のみ機械を使っています」という説明されるかも知れません
でも、「ほんの一部のみ機械を」というのは大きな間違いです。
正しくは「ほんの一部のみ手仕上げで」というのが正解です。
「果汁1パーセントでも果汁入り飲料」というのに似ていますね。
そもそもハンコの彫刻方法の呼び名は正式に決まっているのです。
国(公正取引委員会)が印章協同組合に指導して定義付けされた正式な呼び名です。 補足説明→こちら
その正式な呼び名で「手彫り仕上げ」なる彫刻方法はありません。
あたかも手彫りの印鑑であるかのように表示して販売している典型的な例です。
インチキが蔓延しているネット印章業界にご注意下さい。
【注】印鑑彫刻の正式な呼び名は 「手彫り」 「手仕上げ」 「機械彫り」 の3種類です。
「手彫り仕上げ」というのは、手彫りと錯覚させる為に業者さんが考えた造語です。
「手仕上げ」(←正式名称)と「手彫り仕上げ」(←造語)を混同しない様お願いします。
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