明治中期の手彫り印鑑

太枠細字(中輪細篆書体)の小判型印鑑です。

ピンボケ気味ですが、手に持っているのは通常の小判型印鑑で3.8(サンパチ)小判と
呼ばれている縦径約10.4ミリの印鑑ですので、随分大きな印鑑である事がわかると
思います。
明治時代は個性的な印影が多くありましたので、当時はこれも決して珍しいものではありません
でした。

これは枠が珍しい対応ですね。
どの様な印章(印顆=ハンコ本体)だったのでしょうか。
篆書体の崩しも今はあまり用いられない崩しです。
明治時代の手彫り印鑑資料は実務印を勉強する上で貴重な資料となっております。
手彫り印鑑