手彫り印鑑の彫刻工程写真です (印材は小判型の黒水牛です)
インターネットで手彫り印鑑を注文する際は、この様な写真撮影サービスのある
お店を選びましょう。
手彫り印鑑とは、一切の機会を使用せずに彫刻する方法です。
もちろんパソコン内蔵フォントを使用する方法は手彫りとは大きく異なります。
(「文字はパソコンフォントだけど彫刻は手彫りしている」という事は効率面を考えると考えられません)
では、写真サービスとはどの様な写真なのか、実際の写真をご覧下さい。
まずは、掲載をご承諾下さったお客様に心より御礼を申し上げます。

まずは印面に文字を書くところからはじまりますが、印面をトクサ(やすり)で綺麗に整えた後、朱墨を塗って
字割り線を引いてから左右逆さの文字を手書きします。
写真は草書体です。

手彫りゴム印とは異なり、通常は修正を繰り返して彫っていきます。
自分が書きやすい角度に台(写真は篆刻台)の角度を変えて書いていきます。
(彫刻時に角度を変えるのも同様です)

ここからが彫刻です。
荒彫りと言う工程ですが、決して雑に彫る意味ではありません。
丁寧な字入れに、丁寧な荒彫りをしてこそ、いい印鑑が出来上がるのです。

消費者様はこの様な工程を見る事はまずないと思いますので、本当に手彫りされているか
の証明としてはもちろんですが、記念としても喜んでもらえるものと考えております。

荒彫りが進み平らだった印面に凹凸が付き、印章に近付いていく過程です。

四分の三程度の荒彫りが終わったところです。

印面に凹凸が付き、荒彫りがほぼ終了したところです。
このままでは文字が見づらいので、朱墨を塗って文字を見やすくしてから仕上げ(彫り)
をします。

丁寧な字入れ、丁寧な荒彫り、丁寧な仕上げをしていい手彫り印鑑が出来上がります。
少々きつい言葉になりますが、今ネット上の印章店では猫も杓子も「手彫り印鑑」と謳って
ハンコが売られています。
そんな手彫り印鑑の中で99.9%はまず手彫りされていません。
是非写真サービスのあるお店に注文しましょう。
手彫り印鑑の彫刻定義
はんこの印善