開運印鑑コラム 11
ハンコ屋を見抜く
ハンコの業界(印章業界)がデタラメ溢れているのは今までのコラムで説明した通りです。
では、「印鑑を作る時にどうやってお店を探せばいいのか?」という疑問が湧きますよね。
「印相体を扱っていないハンコ屋を探せばいい」
簡単に言えばそうなんですが、そうすると日本中探し回らなければ見つかりません。
「まわり周って結局『私のお店がベスト』という事が言いたいんだろ?」って言われそうですが
結論よりその理由をよく考えてみて下さい。
話は飛びますが、印鑑以外の買い物、例えば量販されている家電製品を例に挙げます。
お店を選ぶ基準として、値段や立地、店員さんの態度やサービスなどが全く同じだと過程しますと
10品の取り扱いがあるお店より、100品の取り扱いがあるお店の方がいいですよね。
理由は言うまでもなくわかると思います。
それに値段や立地、店員さんの接客態度やサービスなどの要素が加わり、選択肢が増える訳です。
「10品しか扱っていなくても、安くて店員さんの態度が良ければ私は10品のお店に行く」
という人も意外と居るのではないでしょうか。
印鑑も同じ基準で選ぶ事が重要です。
といっても、安さ、立地や店員さんの態度の良さではありません。
印相体を勧めるか否かです。
いずれこのコラムでも説明すると思いますが、横目象牙も同様です。
@印相体、A横目象牙を勧めるか
ついでに、Bやたら大き目の印鑑を進められないか?
@、A、Bに共通するのは、お店側を中心に考えるお店なのか、それともお客様を中心に考えるか
の違いが顕著に出るキーワードです。
印相体や横目象牙を勧める事が、何故お店を中心に考える事なのか。
印相体は即アウトな書体である事は既に書きました。
ハンコを作ろうと思い、印章店に行って印相体を勧められたり、横目象牙を勧められたり
したら「そっか。 このお店はお客様の事より、お店自身の利益を中心に考えて商売しているんだな」
と考えて下さい。
横目象牙については改めて説明しようと思いますが、印相体及び横目象牙は即アウトの商材です。
お目当てのお店の印影見本に例え印相体があっても、店主の説明が
「印影見本には載っているけど、印相体はやめた方がいいですよ。」
「横目象牙は高いですが、欠けやすいのでやめた方がいいですよ。『どうしても』っていうならやるけど・・・」
という店主さんでしたら購入を検討してみてもいいのではないでしょうか?
印相体はハンコの価値を激減させる書体ですし、横目象牙は「欠けやすい」という象牙の特徴である
耐久性に難がある印材です。
その二つはお店を判断する試金石と言って間違いありません。
つづく
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