開運印鑑コラム 2

副題 「
印相体はハンコ屋が開運印鑑という新たな商品を売る為に作った文字です」

開運印鑑のデタラメを語るのに、その要素である印相体を語らずには進めません。

既に私がブログで印相体について書いた記事をお読み、ご理解いただいている方には

わかりきった事だと思いますので、シンプルにいきます。

結論は冒頭に書いた副題そのものです。

ちょっとシンプル過ぎますかね。

では、ブログで既出ではありますが、画像を紹介させていただきます。

これは印章技術講習会で講師や技術競技会で審査員を務めた方が

印章店向けの著書「印海」の中で印相体についての記述です。

大正4年生まれの方が昭和50年に出版された本に書いた事ですので

表現が古いですが、赤枠の中をお読み下さいませ。

印相体とは 変換見本吉相体



次にこちら↓は東京印章協同組合のカタログです。



一番下に印相体が載っていますが、最後の赤のアンダーライン部分を読んで下さい。

「私のお店が独自に作った」とかではなく、非営利団体である東京印章協同組合が

公式に作成したパンフレットである事を重視してお考え下さい。

印相体=ハンコの組合が推奨できない書体

賢明な方ならどうして推奨できない書体なのか、もうお気付きですよね。

「推奨しておりません」=「やめた方がいいです」なんですよ。


次は、印章店さんが他の印章店さん向けに「印相体撲滅の啓発ポスター」を作成

した際の、その感想です。



赤枠は私が囲みましたが、その中(製作者の感想)をお読み下さい。

左側の「札の文字が正しいんだと言う他になかった」という点に注目して下の画像をご覧下さい。



これは一番上の画像「印章技術講習会で講師や技術競技会で審査員を務めた方」

の著書「印海」に書かれているものです。

「札の文字が正しいんだ・・・」「日本銀行総裁之印」とは、例えば千円札でいえば

野口英世側に押されている印鑑の事です。

もちろん印相体なんかではなく、実印の最高の見本となるきちんとした篆書体(印篆)

で彫られています。

「シンプル」と言いつつ少々長くなってしまいましたが、印相体という文字は・・・

ハンコ屋が金儲けの為に作った変な文字なんです。

ですから、
印相体を販売しているハンコ屋は、ペテン師です。

つづく


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