開運印鑑コラム 4

「開運印鑑とアガリクス」

タイトルを見て「なんじゃ?」と思う方は多いと思います。

どうしてハンコとアガリクスが関係あるのか。

このコラムも4話目になりますので、勘のいい方は何となくピンとくると思います。

アガリクス・・・

和名はニセモリノカサ、カワリハラタケ、ヒメマツタケと言うらしいですが、

やはりアガリクスという名前が一番よく知れ渡っていると思います。

アガリクスと聞けば、何が思いつきますか?

「癌に効くらしいとか聞いた事がある」

表現は多少異なっても、多くの人ががそう思うのではないでしょうか。

でも、その「癌に効く」という話、医学的な根拠は無いって知っていましたか?

私は印章の専門家ではあり、医学については分野外になりますが、国の機関のホームページで

注意勧告がされていますので、間違いないはずですね。

もし「国の機関がわかっていないだけ」「本当は効くのです」というのであれば、国の機関よりも

信憑性の面で上回る証明が必要ですから。

ここであえて詳細は書かず「国の機関」と遠回しの表現に留めるのは、文章の引用を固く禁じる旨が

書かれておりましたので、ここでは詳細は書けません。

しかし、ご自身で検索していただければ容易に確かめる事ができます。

何とも遠回しの表現になりましたが、簡単に書きますと「癌に対する有効性が認められない」という事です。

つまり「癌には効かない」という事です。

でも、アガリクスが癌に効く「みたい」という宣伝は膨大な数がありますよね。

中には正式な医師免許を持つ医者が「癌に効く『みたい』」という本を出版しているとも報道で聞いた事があります。

「・・・みたい」という事を繰り返し書いていますが、薬事法の関係でハッキリと「効きます」とは必ずしも書いて

いないはずですので、微妙な表現に留めてギリギリ捕まらない方法で商売しているのだと思います。


ところで開運印鑑とアガリクス、どう関係あるのか。

もちろん直接の関係などありません。

あくまでも例え話です。

「アガリクスが癌に効く」と「開運印鑑でいい事が起きる」です。

アガリクスが癌に効くという根拠など無いという事は科学的根拠の観点ですね。

でも、開運印鑑で「いい事が起きる」という話を否定する事は科学的根拠の観点ではありません。

このコラム前話を読んでいただければ、賢明な方には細かい説明など不要なのですが、一応説明しますと

アガリクスが癌に効くという根拠は無いという点と、開運印鑑で開運するという言い伝えなど無いという点が

共通するのです。

仮に、あくまでも仮にではありますが「開運印鑑でいい事がある」という話が本当の話であっても、その根拠は

科学的な根拠ではありません。

冷めた見方ですが、科学的根拠のある開運など存在しませんよ。

では何が?

仮に開運が本当だとすると、「昔からの言い伝え」でいい事があるという事でしょ?

でもその「言い伝え」とやらものが嘘なので、印鑑で開運になるなどというのは、嘘なのです。

コラムですので、ポンポン話を進めます。

先ほど「賢明な人にはわかる」と書きましたのでグダグダとした説明はなるべく省きます。

「アガリクスが癌に効くという本を医者が出版している」・・・

印鑑の文字や字配り、作風で吉凶があるという出版物もあります。

多くの印章技術者が「印相体はいい書体です」と言っているようです。(ネット上で)

これ、医者が「アガリクスが癌に効く」言っているのに似ていません?

アガリクスを販売している業者、開運印鑑(印相体で彫られた印鑑)を販売しているハンコ屋

ともに、お客様の事などより自分の金儲けが大事なんですよ。

いえ、誰だってお金儲けはしたいと思っているはずです。

ただ、お客様を騙してまで金儲けに走るか、そんな邪道に足を入れずに真っ当な商売を営むか。

その違いですね。

つづく


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