落款

このサイトは印章業界の二大汚点である「開運印鑑」と「手彫りの嘘」について一般の方にわかっていただきたく

真実を書いております。

消費者を騙して印鑑が販売されているという「業界の信用を疑われる現状」の為、辛口で文章を書いる関係上

読まれた方には不快な思いをさせてしまっているかも知れません。

しかし、印章店の99.9%は二大汚点のどちらかに多かれ少なかれ何らかでも係わっている現実があるのです。

それはみな「商売」だからです。

普通の印鑑を販売している傍らで、開運商法をしている業者さんが儲かっている話を聞くと「自分も真似してみよう」と

考えてしまった結果、ほとんどのハンコ屋さんが汚点に係わっているという異様な業界となってしまったのです。

開運印鑑というのは以前は「印相屋」と呼ばれる特殊な人達が売るのみでした。

しかし、印相屋が儲かるので普通のハンコ屋さんも真似しだし、瞬く間に広がってしまいました。

開運印鑑というのは昔からの言い伝えなど無く業者さんが考えた「開運グッズ」に過ぎません。

開運グッズと言っても、優れた印鑑でしたらここまで強く批判する必要はありません。

しかし、開運印鑑は異様な創作文字で彫られているので価値などありません。

印章業界の技術競技会では絶対に出展される事の無い無価値な書体です。

何より霊感商法の商材となっている印鑑です。

印章基本6書体と言われる篆書、隷書、楷書、行書、草書、古印体は絶対霊感商法の商材にされる印鑑には使われません。

印相・吉相書体のみが霊感商法に使われるのです。

これがインチキの何よりの証拠です。

書き出すとキリがありませんが、「手彫り」として売られている印鑑もほとんどが手彫りではありません。

詳しくはこちら→手彫り印鑑 をご覧下さい。

「手彫り」と言えば一切の電動工具を使用せず道具のみで彫られた印鑑の事を指します。

こんな一般感覚では当たり前の事が、印章業界では当たり前ではなくなってしまっています。

「荒彫りだけは機械を使用」というのは手彫りとは言えません。

「荒彫りだけに機械を使うくらいなら手彫りと言ってもいいのではないでしょうか?」

とお考えの方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、「荒彫り」という手間の掛かる作業を機械が彫った印鑑を「手彫り」と表現してはいけません。

それに、大半の「荒彫りを行う機械」というのは機械に印材をセットした後は自動で彫ってくれる優れものなのです。

機械が彫っている間は一切手を触れる必要はありません。

つまり、無人でも機械が自動的に「荒彫り」という字を形成する大部分の工程をやってくれるのです。

これが「手彫り」と言えるでしょうか。

言える訳ありません。

しかし、それだけならまだしも、パソコンフォントを使用し全て機会で彫られた印鑑も、最後に字以外の部分(印面の底)

に手彫り風の傷を付けて「手彫り」印鑑として多く売られているのが現実です。

「まさか」と信じられないでしょうか。

信じられない方は、実際の注文品の「字入れ」、「荒彫り」をしているところを見学させてもらうか、

写真で証明してもらってみてはいかがでしょうか。

コンピューターフォントを使用し機械で彫る印鑑は、彫刻前の印面に文字を書く事はありません。

また、写真撮影の為に一度機械から外してしまうと続きが彫れません。

(改めて機械にセットする際、僅かでもズレてしまえば字を重なって彫ってしまうからです。)

まさか、機械にセットした写真を渡し、「手彫りです」など間違っても言えないですから、荒彫りの途中写真は重要です。

◎あくまでも荒彫りの途中写真である必要があります。 荒彫りが終了した写真では手彫りの証明にはなりません。

つい、細かい事まで書いてしまいましたが、印鑑というのは小さなものです。

その小さな印面に手彫り偽装の細工をされても大抵の一般の方は気付きません。

これが「手彫り偽装」と偽装される要因です。

印鑑を売るのに「機械彫り」と宣伝するより「手彫り」と宣伝した方が間違いなくお客様受けがいいです。

今はインターネットで沢山のハンコ屋さんが印鑑を販売しています。

サイトも彩り豊かなサイトが沢山あります。

インターネットで印鑑を販売しているお店に手彫り印鑑を注文するのであれば、是非ご自分の注文する印鑑を

「字入れ」している途中、「荒彫り」をしている途中の写真をお願いしてみてはいかがでしょうか。

ネットショップを開いていて、ブログ等に店主さん自身が撮影した画像が満載されているのに、手彫りしている写真

だけは撮れませんなどと断られる事は無いでしょうから  本当に手彫りしているのであれば。


ここまで書いてきた事がごく一部のハンコ屋さんのみで行われているのであれば、こんな辛口批判のサイトは

作る必要など無いのかも知れません。

しかし、ごく一部というのは汚点に染まっていないハンコ屋さんに過ぎないのです。

読んで下さった方は、辛口の批判で反感を持たれるかも知れませんが、業界の真実を伝えるため。

ゆくゆくは業界の健全化の為にこのようなサイトを作りました事をご理解願います。

このサイトを作った理由

本サイト内のリンク一覧
本サイト内の文章で付記説明の必要な語句にはリンク先で別途説明文があります。

弁天島の琵琶碑(銅製の琵琶の石で作られた台座に彫られている落款)

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