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秘伝の開運印鑑について
事実を書いている「開運印鑑Q&A」ですが、それでも本編では書きづらい事はあります。
それは、開運業者さんからの中傷と開運印鑑に洗脳されてしまっている方からの反発です。
ですので、補足説明というかたちで書かせていただきます。
「当店だけの・・・」
「開運の奥義を極めた・・・」
「秘伝の開運印鑑」
賢明な方でしたら、その説明文を読んだだけでインチキと判断できると思いますが
開運印鑑に洗脳されてしまった方には理解出来ない事でしょう。
「洗脳されてしまった方など居るんですか?」 と驚かれる方も居らっしゃるでしょう。
それが実際に居るのです。
実店舗を運営していればよくわかります。
話は逸れましたが、秘伝の奥義を極めた秘伝の開運印鑑について
奥義をどうやって極めたのかはさて置いて、秘伝でしたら秘密でなければ秘伝とは言えません。
インターネットで宣伝、販売している「秘伝」など秘伝と言えるのでしょうか。
私はこのサイトで何度も「印鑑と開運は無関係」と説明してきましたが、身の周りのあらゆる物が信仰の対象となった
昔には一部印鑑に開運を託した事もありました。
しかし、それは印相体や吉相体ではなく、今の開運印鑑とは全く関係の無いものでした。
「昔ごく一部で印鑑に開運を託した事」と「開運印鑑の肯定」「開運印鑑の秘伝」は全く別の事です。
漢字の起源とされている甲骨文字の時代から神事に文字が使われる事がありました。
「百寿図」などは文字に縁起を委ねてつくられたものです。
篆書体を変形させてつくられた文字も存在しました。
しかし、それと「秘伝」や今売られている「開運印鑑」「印相体・吉相体」は全く関係ありません。
開運印鑑はあくまでも戦後広まった開運商法であり、それに使われている書体は書法的、印章価値では無価値な
創作書体なのです。
「魔法の力がある秘伝の物」を求めるのであれば、開運印鑑など買わずにインディージョーンズの映画でも見れば
夢があっていいと思います。
映画に影響を受け、パワーを持った魔法の石を求めてジャングルの奥地を冒険するのもいいでしょう。
いや
印鑑は「漢字」ですからジャングルでなく漢字の起源である中国の山奥を探検でしょうか。
夢があっていいじゃないですか。
あても無く中国の山奥を探検するより、開運印鑑が目的なら篆刻がいいと思います。
「秘伝の石」ならぬ開運の石(の印鑑)とでも言ったところでしょうか。
それでしたら中国へ行く前に日本で篆刻の知識を学んでから行く方がいいでしょう。
篆刻を学べば開運印鑑など馬鹿馬鹿しくなりますよ。
篆刻(落款印)は書道用品店でも扱っています。
印章業界は開運商法に侵されていますので、ハンコ屋さん以外で文字に詳しい人に聞いてみる事をお勧めします。
字について詳しい書道用品店さんや書家の方などです。
なかなかそこまで出来ないでしょうか。
今はインターネットで検索できます。
ネットはそれこそ開運商法も混ざっているので、サイト上からだけでは判断出来ませんが、賢明な眼力をもって
それなりのお店を探し、開運印鑑や縁起のいい文字について直接質問してみるのもいいと思います。
【書家や書道用品店さんに質問する上で注意しなくてはいけない点】
手彫り印鑑の技術者でも開運商法を堂々とやっている人が居ます。
「著名な大会で受賞した方=賢明な商売をしている」とは限らない証拠です。
書家や篆刻家に開運印鑑について尋ねる場合は印章業界とは無縁のである事を確認する必要があります。
印章業界の人間であるわたくし自ら「印章業界とは無縁の人に質問して下さい」などと書かなくてはいけない事は
業界人として非常に寂しい事です。
「自分の業界は汚れているので他の業界の人に真実を聞いてください」と言っているのですから。