手彫り印鑑としてインターネット上で販売されている印鑑の


99.9%は手彫りされていません

手彫り印鑑を注文する時は必ず写真を依頼しましょう!

手彫り印鑑 (小判型 太枠細字)
 手彫り印鑑 隷書体 粗彫り 手彫り印鑑 太枠細字の篆書体 粗彫り
  
スマートフォンでご覧の方は→こちらへ

半信半疑かも知れませんが、まずは本当に手彫りされているかと疑いをもってみる事です。

●写真入りホームページを開設しているお店ならデシカメぐらいは扱えるはずです。

●安い印鑑なら頼みづらいいかも知れませんが、高価な手彫り印鑑を注文する場合は必ず手彫り途中の写真を依頼しましょう。!

●ポイントは途中の写真です。

 特に荒彫りの写真は欠かせません。(荒彫りについてはこちらへ→荒彫り

●それでも頼みづらいですか?   

 でも心配はいりません。 

 そこそこのホームページを開設しているお店であれば、手彫り印鑑に工程写真を差し上げるサービスの存在は

 必ず知っているはずです。 

●「職人さんのプライドを傷付けそうで…」ですか? 

 心配はご不要です。

 今の印章業界では機械彫りの印鑑が 「手彫り印鑑」 として販売されている事が問題になっております。

 つまり、偽装されている事を知らない職人は居ないはずなのです。

 消費者様が印章業界の問題を気にするのは当然の権利ですから、問い合わせぐらいは心配ご不要です。。

 仮に本当に手彫りしているのであれば、簡単にできるデジカメ撮影位応じてくれてもいいと私は考えております。 

●嘘や偽装がほとんど無いのでしたら、印章店の私がこんな角の立つ事をネット上に書きません。

 「火の無いところに煙立たず」です。

 手彫りされている印鑑を販売しているお店がほとんど無いからこそ書いているのです。

 写真撮影を依頼する事に躊躇する方は、是非こちらをお読み下さい。

                                                   文責 はんこの印善

手彫り印鑑の荒彫り   手彫り印鑑の荒彫り   手彫り印鑑



印鑑の彫刻方法について

印鑑の彫刻機械が発明されてから機械彫りを手彫り印鑑と偽って販売する方法が目立ちはじめたので、

公正取引委員会からの勧告・指導により全日本印章業協会が呼び名について正式な定義を作りました。

しかし、協会に加盟していないお店を中心に、手彫り印鑑の彫刻定義はほとんど守られていないのが現状です


手彫り印鑑の墨打ち(朱墨) 手彫り印鑑(字割り) 手彫り印鑑(字入れ) 手彫り印鑑(粗彫り) 手彫り印鑑(仕上げ)


公益社団法人・全日本印章業協会の「彫刻工程の図表」

手彫り印鑑の彫刻作業工程の図表 ←画像をクリックして別ページへどうぞ。(印章彫刻の呼び名の正式定義の図表です)



印章業界の汚点をなくす事を目的に印章彫刻の正式な定義を原文のまま紹介させていただきます


【彫刻作業工程の定義原文】

印章を作成するには、大きく@字入れ・A荒彫り・B仕上げの3工程を経て作られる。

この工程を全て手仕事で行うか、機械を使用するかによって「手彫り」・「手仕上げ」・「機械彫り」に

彫刻作業工程を定義し、その詳細を下記の通りとする。
 

手彫り印鑑の定義


字入れ・粗彫り・仕上げの3工程を完全手仕事で行う。

粗彫りの工程に於いて、道具として、ペンシル型・大野木式彫刻機械等一切使用しない。

字入れ・・・印面を紙やすりなどで平らに整え、(以下:印面調整という)、朱墨を印面に塗り彫刻する文字(逆字)を書く
      ※紙に正字を書き、印面に転写する場合も可とする。
粗彫り・・・印刀を使用して完全手仕事で字入れしたものを彫る。
仕上げ・・・粗彫りした面を再度印面調整して墨を打ち、仕上げ刀で仕上げする。
      仕上げ終了後、文字や枠の土手を再度、印刀で削り取る。


手仕上げ印鑑の定義


粗彫りの工程に機械を使用し、字入れ・仕上げの2工程を手仕事で行う。

■ペンシル型・大野木式彫刻機械使用の場合

字入れ・・・印面をやすりなどで平らに整え(以下:印面調整という)、朱墨を印面に塗り彫刻する文字(逆字)を書く。
      紙に制字を書き、印面に転写する場合も可とする。
粗彫り・・・彫刻機械を使用し字入れしたものを彫る。
仕上げ・・・粗彫りした面を再度印面調整して墨を打ち、仕上げ刀で手仕上げする。
      仕上げ終了後、文字や枠の土手を再度、印刀で削り取る。


■光電式彫刻機械使用の場合

字入れ・・・印面を紙やすりなどで平らに整え(以下:印面調整という)、墨を印面に塗る。
      紙、フィルム等に彫刻版下を手で書く。
粗彫り・・・彫刻機に版下と印材をセットして彫る。
仕上げ・・・粗彫りした面を再度印面調整して墨を打ち、仕上げ刀で手仕上げする。
      仕上げ終了後、文字や枠の土手を再度、印刀で削り取る。


■PC彫刻機械使用の場合

字入れ@・・・印面を紙やすり等で平らに整え(以下:印面調整という)、墨を印面に塗る。
        紙・フィルム等に手書きし、スキャナー等で取り込む。
字入れA・・・PC内蔵フォントを画面上において手加工(一部の手直しは認めない)
粗彫り・・・ PC彫刻機械に印材をセットして彫る。
仕上げ・・・ 粗彫りした面を再度印面調整して墨を打ち、仕上げ刀で手仕上げする。
       仕上げ終了後、文字や枠の土手を再度印刀で削り取る。

機械彫り印鑑の定義

1. PC内蔵フォントで字入れをし、無修正のまま粗彫りし未仕上げのもの。
2. PC内蔵フォントで字入れをし、文字を手加工し、粗彫り後、未仕上げのもの。
3. PC内蔵フォントで字入れをし、無修正のまま粗彫りし仕上げ刀で手仕上げのもの。
4. 手書き文字をそのまま利用して粗彫りし、未仕上げのもの。
5. ペンシル型・大野木式彫刻機械等で粗彫りし未仕上げのもの。
6. いかなる場合でも輪郭並びに文字一部のみの手仕上げは機械彫りとする。


※ 機械彫り1〜2は同一印が出来るため、印章の性質上好ましくない。
  機械彫り3は仕上げ刀にて仕上げたものなので綺麗な印章が出来るが、同一印が出来る可能性があるため避けるべき。
  機械彫り4・5は粗悪品で受注品として好ましくない。


以上を、唯一無二の印章作成で字入れの重要性を重視し、綺麗な印章作成には完全手仕上げが不可欠であることに
着目して定義を定める。


原文は以上ですが、いかがでしょうか。

文字ばかりの上、専門用語が多くわかりづらかったのではないかと思いますので、ここで簡単に説明します。

このページは何度か更新し、文章を継ぎ足したので、同じ説明の繰り返しがある事をご容赦下さい)

上のバナーで「手彫り」「手仕上げ」「機械彫り」とありますが、公式に認められた印章彫刻の方法はこの3種のみです。

職人さんの中には「私はこのどれにも当てはまらない我流だ」という人も居るかも知れませんが、多少の道具や

技法は異なっても、必ず上の3種どれかに大別されます。

よく「手彫り仕上げ」というのが書いてありますが、これは典型的な誤認させる名称です。

「手彫り仕上げ」とは手彫り印鑑の事ではありませんし、正式な印章彫刻名称でもありません。

話を彫刻方法に戻しますが、「機械彫り」とは簡単に言えば「機械で彫っている印鑑」ですので、ここでそれ以上

詳しく説明する必要はないと思いますので省略させていただきます。

一番知りたいのは手彫り印鑑についてではないでしょうか。

また、私が多方面で「印章業界の二大汚点の一つ」とか「手彫り偽装」と書いておりますので、具体的にどこが

何が汚点なのか、偽装なのかを他のページと重複しますが説明させていただきます。


一般感覚で手彫りの印鑑というと、機械を使わずに昔ながらの道具だけで彫って作られた印鑑という感じですよね。

まさにその通りです。

言葉での細かい説明は必要ありませんよね。

彫刻工程に一切電動工具を使わず、いわゆる昔ながらの方法で彫られたもののみ「手彫り(印鑑)」と表現出来るのです。

消費者様は印鑑の彫刻方法を知らなくても、世間では常識と言えるのではないでしょうか。

しかし、残念ながら世間の常識は印章業界では常識ではありません。

目の前のお客様を騙しても、自分が儲かればいいという考えのもとに開運だ手彫りだの嘘が平気でまかり通ってしまってます。

急に辛口になりましたが、印章業界では手彫りの嘘が平然とまかり通ってしまっているのでお見苦しいかも知れませんが

多少の辛口批判はご理解下さい。

手彫り印鑑の彫刻道具 篆刻台、傾斜台、印刀、朱墨など


■なぜ手彫りの嘘がまかり通っているのか。■

理由はいくつかあります。

1)「機械彫り印鑑」というより「手彫り印鑑」と宣伝した方が売れるからです。

  印章業界には「開運印鑑」と「手彫り印鑑の嘘」という深刻な二つの汚点がありますが、汚点が

  発生した理由はどちらも共通で「売る為」です。

  プラスチックの素材を象牙と偽って売るのは抵抗あっても、手彫りしていない印鑑を「手彫り印鑑」

  と偽る事は「素材」という後々残る嘘ではなく、手彫りか機械彫りかという工程を偽るだけですので

  気持ちの抵抗が少ないのだと思います。  

  (機械彫りと手彫りは工程の違い以外に文字も異なりますが)

2)手彫り風に加工すれば外観からは嘘がわかりにくい。

  つまり、本当は手彫りされていなくても、手彫り風に加工したものを「手彫り印鑑」として販売しても、

  お客様は嘘を見抜けません。

  (彫ってしまった後では、巧妙に手彫り風に加工された印鑑は、職人でも確実な見分けはできません)


  機械で彫った印面の底(文字以外の凹んだ部分=手彫りした部分)は平になっています。

  これをこのままお客様に渡したら手彫り印鑑ではない嘘が簡単にバレてしまいます。

  ですから、一旦彫り終えた後で「手彫り印鑑風」の加工をするのです。

  手彫りの「偽装」は、手彫りできないお店が行うのではなく、手彫りができる職人が行います。

  印面の凹んでいる部分を本物の印刀(印章用彫刻刀)で彫って「手彫り印鑑風」の傷を付けるのです。

  傷といっても文字ではなく凹んだ部分に傷を付けますので印影には影響しません。

  印鑑は御存じの通り小さなものです。

  ハンコ屋さん店内の店主の手元で印刀を動かし彫っていれば普通は手彫りしていると思うでしょう。

  そもそも疑いをもっている位ならそのお店で注文しないでしょうから、自分が印鑑を頼んだお店で

  店主さんが印刀を動かしていれば、ほぼ全てのお客様が「ここは手彫りをしているお店」と思ってしまいます。

  でも実は「仕上げ彫り」だったり前述した「平な部分を手彫り風に加工する作業」だったりがほとんどです。

3)罪悪感の無さ。

  上に書いた事と重複しますが、象牙に似せた人工物を「象牙です」と販売するのは明らかな違法であり、
  
  どのお店もその様な事をするのは悪感があるでしょう。

  しかし、機械で彫ったものに多少手を加えれば同型印ではなくなりますし、また、パソコンの画面上で

  字型を変化出来る彫刻機械の場合は、オリジナルに近い文字が作れます。

  また、印章の彫刻方法は手彫りと機械彫り以外に「手仕上げ」」という方法があります。

  手仕上げの彫刻方法は多岐に渡りますので、一概には言えませんが、手書き文字を元とする彫刻方法も

  手仕上げには含まれます。

  これに「手彫り風」の加工をすれば、印章技術者でも手彫りされたものか否かの判別は困難です。

  これを「手彫りです」と言いたい気持ちは、業界の汚点を公表している私自身もわかります。

  お客様に手仕上げの説明をしてもご理解いただけない場合がありますが、単純に「手彫り」と説明して

  理解されない事はまずありません。

  同業者が見ても判別できない印鑑ですので、罪悪感無しに思わず「手彫りです」と言ってしまう場合が

  多いのです。


4)法律で禁止されていない

  これはここ最近業界内でささやかれている話です。

  印章彫刻の定義はどこかの会社が勝手に考えたものではなくお、公益社団法人・全日本印章業協会が

  制定したものですので、印章業に従事する人はみな守らないといけない事です。

  「守らないといけない」というのは、「道義的に守らなくてはいけない」という事です。

  まあ、一般社会や消費者様の目線で考えれば当たり前の事ですよね。

  しかし、印章業界では当たり前ではないのです。

  「印章彫刻定義は法律で定められた事ではないので、守らなくても捕まらない」

  呆れて物が言えませんね。

  「手彫り印鑑」に対して、お客様は法律論を求めているのか、それとも本当の手彫りを求めているのか、

  私が説明するまでもないと思います。

手彫り印鑑の字入れ



■なぜ偽装などするのか■

 「偽装は手彫りできる職人が行う」と書きましたが、なぜ手彫りできる職人がわざわざ偽装などするのでしょうか。

 理由は簡単で「印鑑を手彫りするのは大変手間が掛かる」からです。

 インターネットで「手彫り印鑑」を検索すると膨大なハンコ屋さんが出てきます。

 その多くは手彫り印鑑と書いてあり、または「手彫り」とは書いていなくても手彫りで印鑑を

 彫っていると連想させるホームページになっています。

 印章技術競技会で受賞という宣伝も非常に多いです。

 「手彫り印鑑の競技会で受賞したお店なら信用していいのでは?」とお考えでしょうか。

 それに対する答えはNOです。

 繰り返しますが、印章業界は汚点だらけですので全てのお店を疑ってかかる必要があります。

 でも、「ひと(印章店)を見れば疑ってかかれというのはいくら何でも言い過ぎではないでしょうか。」って思いますよね。

 「全てのハンコ屋さんを疑ってみるべき」なんて言われると、私の方が「ひねくれ者ですね」と思われて

 しまいそうです。

 また、私の言葉に半信半疑な方も居るはずです。

 でも、よく考えてみて下さい。

 手彫り印鑑として売られているハンコは高価な場合が多いです。

 「手彫りだと思って注文した高価な印鑑が、見ていないところで機械で彫られていて、それを『手彫り印鑑風加工』

 したものだった」だとしたら、疑うのが嫌とは言っていられなですよね。

 「疑う」ではなく「確認の為」とすれば、消費者様もご理解、ご納得いただけて安心するのではないでしょうか。


 本当に手彫りされたものか否かは、実際に手彫り印鑑を買おうと考えている消費者様にとっては、重要な問題です。

 私が書いている事を信用できるかは、このページをお読みいただき、ポイントを頭に入れて、お目当ての

 印章店さんに問い合わせした後でお考えいただければいいのではないでしょうか。

 手彫り印鑑が千円位でしたら、仮に偽装品でも勉強料として我慢すればいいかも知れません。

 しかし、高価な手彫り印鑑の購入を考えている消費者様は、慎重になっても損はしないと思います。


 では、手彫り印鑑か手仕上げか機械彫りか、どうやって確かめるか。

 残念ながら巧妙に手彫り風加工された印鑑は(彫りあがってしまった後では)確かめようがありません。

 職人さんの中には「印面の土手を見ればわかる」「文字を見ればわかる」「私はプロだから見ればわかる」

 と自負している方も居るかもしれませんが、下手な偽装であれば確かに見分けは付きますが巧妙に加工された印鑑は

 彫り終えた後からでは手彫りされたものか否かを判別できません。


 ■どうしたら本物の手彫り印鑑と確かめる事が出来るか■

 それは

 
(1)印鑑を彫る全ての工程を見学している事 

 
(2)工程の途中で写真を撮ってもらう事

 この二つです。

 (1)は説明をしなくてもわかりますよね。

 時間のある人はお店の人に相談してみてもいいと思います。

 現実的には難しいと思いますが、お店を訪問可能な方は、是非手彫りの前半を見させて

 もらって下さい。

 「手彫り印鑑」と「手彫り印鑑風」のどちらも一部の作業を見ただけでは判別出来ません。

 時間的に難しければ作業の前半だけ見させてもらえば、後の偽装は難しいと思います。

 手彫りの前半とは、印面に逆さ文字を書く「字入れ」と凹凸を彫る「粗彫り(の前半)」です。

 はっきり言って、粗彫りの後半から見ても偽装はわかりません。

 また、偽装云々は別としても手彫り工程の前半を見学させてもらった方が、見応えがあると思います。


 でも、印章店の私としては「見に来て下さい」という言葉には引っ掛かるものがあるんですね。

 お店側が「手彫りを疑うのであれば、お店に見に来て下さい」と言うのは、印章店の私からしてみれば

 「そう言っても時間的にそうそう来られるものではない」という事を見込んで、そう言っているようにしか
  
 思えませんね。

 実際、何時間もずっとお客様が横で見ていたら、さすがに職人は気が散っていい仕事はできないですよ。

「お店に見に来て下さい」という気持ちがあるのでしたら、次に説明する「写真」に応じてあげた方が

 余程お客様は喜びますし、お店側も気が散らないで伸び伸びとした気分でいい仕事ができるはずです。


 (2)作業工程の途中写真を撮ってもらうについて

 お店に見学に行く事は非現実的な事に対し、これを現実路線で確認できる手段にしたものです。

 写真ですので100%の証明にはなりませんが、手彫り作業の途中を写真で撮るとなれば

 ごまかしは困難です。

 画像加工ソフトを使っても、本当に手彫りしているかの如くの写真は、なかなか作れないはずです。

 ここのポイントはあくまでも「途中」です。

 字入れが完了してしまった後、粗彫りが済んでしまった後では意味がありません。

 なぜ途中の必要があるのか?

 理由は「途中であればごまかしが困難だから」です。

 印鑑の機械彫りは専用の彫刻機械に印材をセットします。

 セットした印材が彫っている途中でズレてしまったら文字もズレてしまいますので、

 彫り終わるまで機械から外す事はできません。

 機械彫りの場合、写真を撮る為に途中で機械から印材を外してしまったら

 同じようにセットしようとしても微差が生じて正しく彫る事はまずできなくなります。

 ですので手彫り印鑑の証明は作業の途中で写真を撮る事が重要なのです。

 本当の手彫り印鑑であれば作業途中で写真を撮る事はそう難しくはありません。

 ほんの僅かな時間カメラで撮影するだけですから。

 昔のフィルムカメラと違い、デジカメは気軽に撮り直しができますし、どのカメラ(デジカメ)も

 プレビューが可能ですので、素人でも簡単に撮影する事ができます。

 繰り返しますが、写真(または見学)で重要な事はあくまでも作業の途中です。

 粗彫り終了後というキリのいいところでは見学や写真の意味がありません。

 前述しました通り、機械で粗彫りした後で手彫り印鑑風の加工をして写真を撮ったものと

 判別できない場合があるからです。

 下の写真のような篆刻台(彫刻台)に印材をセットした粗彫り途中の写真は機械で彫る(手仕上げを含む)のでは

 撮影が困難です。

 実際の注文品でこのような写真があれば本当に手彫り印鑑を作っているのかの証明出来るのではないでしょうか。
 

手彫り印鑑の粗彫り(小判型)      篆刻台(手彫り印鑑彫刻台)
機械彫りの場合このような写真は撮れません             彫刻台(篆刻台・印床)


もう一つ重要な事

それは、見本の写真ではなく実際の注文品である事です。

見本の写真では全く意味がありません。

というのは、(既に書きましたが)手彫り印鑑の偽装は手彫りを出来る職人さんがしているからです。

見本を撮る時だけ本当に手彫りをし、注文品は大部分を機械で彫る手仕上げか、純粋な機械彫りというお店が

非常に多いのが現実です。


印鑑は判ですから、印影で正しい字を押せるように印面は左右逆の文字が彫られています。

手彫り印鑑を彫る前の「字入れ」は手で印面に文字を書く作業から始まります。

ここで皆様へ手間掛かる事の簡単な体験を

ご自分の名前を紙に左右対称で書いてみて下さい。

なかなか書きづらいですよね。

田中さんや林さんなどは左右対称に近いので例外としますが、普通は難しいと思います。

(左右対称の文字を手彫りする場合、きちんと左右対称に仕上げる高度な技量が必要です)
(但し、上の例はボールペンなどで紙に書く例を挙げたもので、手彫りの高度な技量は別の話と致します)

手なれたご自分の名前ですから左右逆でも何とか書けると思います。

では次に書いた文字を鏡越しに見てみて下さい。

どうでしょう。

きちんと(綺麗に)書けていますか?

慣れている人は別として、左右逆でもきちんと書けている人はほとんど居ないのではないでしょうか。

結構きれいに書けた方でも筆書きをした場合はどうでしょうか。

手彫り印鑑は筆を使って逆さ文字を印面に書く事から始まります。

字入れ作業は一筆書きではなく、鏡を用いて修正しながら行う場合も多いですが、いずれにしろ下手な文字では

商品になりませんのできちんと逆さ文字を書く必要があります。

これに対し、機械彫りやほとんどの手仕上げ印鑑は印面に直接文字を書く「字入れ」という工程が全くありません。

機械内蔵フォントやパソコンで読みこんだ手書き文字(正字)により機械が自動的に彫ってくれるからです。

手彫り印鑑の字入れ 字入れした小判型手彫り印鑑
逆さ文字で字入れをした手彫り印鑑(彫刻前)     筆書きで逆さ文字を書くのは技量と手間が必要です。


■手彫り印鑑を注文する際は、必ず手彫り工程写真を依頼しましょう■

ネット上で販売されている「手彫り印鑑」のほとんどが手彫りされていないのは、冒頭の見出しに書いた通りですが、

ここまで読んでも半信半疑の方は、実際是非お目当てのお店に写真の依頼をしましょう。

このページは何度か更新し、文章を継ぎ足したので、同じ説明の繰り返しがある事をご容赦下さい)

自店のホームページ上で手彫りの工程を写真で紹介しているお店であれば、依頼しやすいですよね。

大量生産品であればお店側も大変ですし、お客様側も頼みづらいでしょう。

しかし、1本●万円という高価な手彫り印鑑でしたら、大量生産品とは異なり1本に時間を掛けて彫っているはずです。

遠慮せずに堂々と頼みましょう。

詳しくは(既出ですが)こちらのブログをご覧下さい。(手彫り印鑑を注文する上で大変重要な事をまとめてあります)



順番が前後しましたが、粗彫りについて

説明が非常に長くなってしまい、手彫り印鑑の偽装に興味がある方でも読むのに苦労すると思います。

申し訳ございません。

手彫り三工程のうち、粗彫り偽装も重要ですのでもう少し書きます。

粗彫りというのは文字以外の部分を彫る工程の事で、上の写真では赤い部分を彫る工程の事です。(枠部分は残します)

最終的には仕上げをしなくては綺麗な文字を捺印できませんが、粗彫りといっても雑に彫る訳ではありません。

(粗彫りの丁寧加減は職人により違いがありますが印章を提出する印章技術競技会では雑に粗彫りされたものは

 入賞できません)

言うまでもない事ですが、印鑑は凹凸により印影をつくります。

文字以外の部分を手作業で彫って凹凸を出します。

もちろん小さい文字や細かい文字でも方法は同じです。

それを全て手作業で行う事は手間と時間が大変掛かるのです。

それを機械彫りや(ほとんどの)手仕上げ印鑑は機械が自動的に行ってくれるのです。

粗彫りは文字の大部分を彫る工程です。

手彫り印鑑は手間の掛かる全ての工程を手作業で行うのに対し、機械彫りは字入れも粗彫りも不要なのです。

仕事として行う上でその違いは大きいです。

機械彫りはセッティングさえすれば両手放しで自動的に機械が印鑑を彫ってくれます。

それを最終的に手彫り印鑑風に加工し「手彫り印鑑」として販売すればこれほど楽な事はありません。

この手間の違いが手彫り印鑑風に偽装する理由です。



私は印章業界の汚点を公表するサイトを作っておりますので、たまに質問をされる事があります。

その質問の中で何度か「職人が書いた文字の輪郭だけ機械に彫らせてあとは全て手仕事として販売している

お店がありますがそのような事はどうなのでしょうか」と意見を尋ねられた事があります。

もちろんここでは具体的に名指しは出来ませんが、多分それは嘘です。

嘘というのは「職人が書いた文字」を「輪郭だけ機械に彫らせ」という二点が嘘という事です。

推測ですので「多分」が付いた答えで申し訳ないですが、はい 多分その二点は嘘でしょう。


多分「嘘」という推測の根拠

「輪郭だけ機械に彫らせ」という説明ですが、文字の輪郭だけ彫る彫刻機械はありません。

しかし、普通の彫刻機械を途中で止めれば輪郭だけ彫れた事になります。

でも、それって何か変ではありませんか?

技術的には可能ですが、一台数百万円単位の彫刻機械をわざわざ輪郭だけ彫る為に購入するのでしょうか。

それとも、以前は機械彫りしていたものの、今は手作り風にする為に輪郭だけ彫る事に変えたのでしょうか。

例え輪郭だけであっても機械に彫らせたのでは「手彫り印鑑」と表現できません。

それなのに、機械で彫るのは輪郭だけにして後は手で彫る事の意味が理解できません。

印章業界の私からみれば、意味の無い粗彫りをしているのではなく、単純に嘘を付いていると考える方が自然です。

輪郭以外は手で彫るのでしたらいっその事全てを手作業でこなし正真正銘の手彫り印鑑ですと言って販売した方が

いいと思いませんか?。

お客様にもその方が喜ばれるはずです。

同業者の私からみれば実に奇妙な彫り方としか思えませんが、そのホームページでは輪郭だけ機械で

彫っている写真はきちんと紹介しているでしょうか。

まさか、販売品は一部であろうと機械を使って彫っているのにも係わらず、ホームページでは

機械を使わない手彫り印鑑の彫刻風景を載せていたりしていないでしょうか。

仮にそのような紹介方法でしたら消費者を誤解させ、騙している事になりませんか?

あくまでも推測ですのでこれ以上は言及できませんが、機械彫りの印鑑に手彫り風の痕跡をつけただけの

手彫り風印鑑を、「手彫り」として販売しているお店が多くあるのが現実です。

◎私はネット上で業界の汚点を公表している関係で、問い合わせが多くきます。

 その問い合わせの一部をピックアップしたまでで、特定のお店の事ではありません。



【手彫り印鑑の彫刻工程写真を依頼する事の補足】


高いお金を払って騙されてしまうのは本意ではないはずですから「写真を・・・」と直接言いづらいならば

メールなどで依頼してみてはいかがでしょうか。

彫刻過程の写真を添付するサービスはいくつかの印章店で行っております。

ですので、「貴店ではそのような依頼は可能でしょうか」と依頼してみてはいかがでしょうか。

あっさり断られては困りますので、「どうしても貴店で作りたく…」「記念に是非お願いします」という依頼に

「貴店の字が気に入り」「貴店の姿勢に共感し」など言葉を添えれば、例えお世辞であっても

簡単に断れるはずはありません。

「怒られそうで心配ですが・・・」という方

心配いりません。

そこそこのホームページを開設しているお店であれば、彫刻工程写真サービスの事は必ず知っているはずです。

更に(前述しましたが)ホームページに彫刻工程写真を紹介しているサイトであれば、撮影の環境はあるはずです。

ホームページを開設していて「デジカメが無い」というのも奇妙な話ですし、写真サービスをすればお客様が喜ぶ

はずの事を「怒って返答する」というのいかがなものでしょうか。

偽装と無縁の手彫り印鑑をインターネットで販売している私から言わせてもらえば、単なる逆ギレとしか思えません。

そもそも、電話もFAXも無い昔はお店に出向いて注文するのが当たり前でした。

時代が代わり、電話、FAXが登場し、更に時代が進み今や自宅から夜中でもパソコン上から手彫り印鑑を注文

できてしまう時代です。

お店側も、お客様と会話無しで例え夜中でも注文をいただけてしまう便利なサイトを運営しているのであれば

大切であるお客様からの「工程写真を撮っていただけますでしょうか」という丁重な依頼を「怒って返答する」

という事は、いかがなものかと思います。

私は印章店主ですが、消費者であるお客様の気持ちはどうでしょうか。

写真は丁重に、しかし堂々と依頼しましょう。

紛れもない手彫り印鑑を販売しているお店も、偽装のお店の店主さんも「ほとんど手彫りされていない」という

印章業界の現状はもちろんわかってるはずです。

インターネット上で販売サイトを運営しているお店であれば、なお更知っているはずです。


他に、少し意地が悪くなってしまう確認方法ですが、本当に手彫り印鑑なのかちょっと怪しく、

注文するか否かは別として確認だけしたい場合は、手彫り印鑑として一番高く販売されている

個人用の印鑑で写真の依頼をしてみてはいかがでしょうか。

というのは、一番高価な象牙であっても一番安い柘であっても写真の手間は同じだからです。

(象牙と柘植では硬さが格段に違うので、彫る時間は大きく異なりますが)

柘10.5ミリ位の認印を検討している場合でも、手彫りの写真撮影を問い合わせする段階では

一番太い象牙の(個人用)実印で問い合わせしましょう。

「意地の悪い」というのは、お店側の心理を逆手に考える確認方法だからです。

普段は手彫りをしていなくても、高額な象牙印鑑の依頼でしたら少々手間が掛っても

その時だけ本当の手彫りをしてくれるかも知れません。

写真撮影の約束がとれていざ注文という段階になったら、そこで「よく考えたのですが、まず認印を

先に作って、良ければ象牙の実印を・・・」という風に話をもっていけばいいと思います。

実際、手彫り印鑑の彫刻工程写真は別として、私のお店ではまずお試しのような感じで1本だけ作り

届いたら(出来栄えを見てから)すぐ追加でご注文というお客さまも結構居らっしゃいます。

遠方のお客様とのやり取りも多くあるインターネット販売ならではの風潮だと思いますので

お客様側としては何も心配する必要はありません。


「一番高い印鑑を・・・」で重要なポイントは「個人用の」という事です。

一般的に同じお店で彫刻方法、同じ素材でしたら個人用の印鑑より法人用の方が普通は高価です。

日本人男性はフルネームでも漢字4文字の方が多いです。

例えば「長谷川伸太郎」さんという方でも6文字です。

それに対し「株式会社■▲○▼■商会 代表取締役印」とかの文字数の多いものを、2センチ以内の印面に

完全な手彫りをするのは、大変手間が掛かります。

(手彫り印鑑は、彫る工程が手仕事という事以外、文字を印面に書く工程も手仕事でこなす必要があります)


個人用のは4〜6文字、法人用は最低でも12文字くらいはあります。

技術者であれば高いハンコを注文してくれるお客様からの注文は邪険に出来ません。

でも、いくら高くても法人用の十何文字を書いて彫るのは「さすがに面倒」と断られてしまう場合があるからです。

問い合わせはあくまでも個人用の最高価な実印、そして写真撮影の約束をもらえたら、お客様が希望するサイズ、

印材で「事情が変わりました」と言って注文すればいい事です。

仮に「象牙の実印なら撮るけど、柘の認印じゃ写真は撮れないな〜」という返答がきたら

私は「やはり手彫りしてないな」とピーンときますが、注文するか否かの是非は、このページをお読み

いただいた上で、お客様自身が判断すればいいと思います。


手彫り印鑑の粗彫り


もう一つ

これは彩樺(さいか)アグニなどの圧縮木材を比較的安価で、及び横目象牙を手彫り印鑑として

販売しているお店だけに試せる方法ですが同じく写真を依頼してみましょう。

ほとんどのお店が引き受けてくれないと思います。

誤解があってはいけませんので説明しますが、木製圧縮印材でももちろん手彫りは出来ます。

しかし、象牙の硬さとは違う圧縮印材特有の彫り難さがあります。

横目象牙は、規則的に彫れない手彫りには到底向かない印材です。

手彫り職人は少々彫り難くてもプロですので仕事の依頼が引き受けをするのが普通です。

しかし、彫り難さにより手間代を割増しして印鑑の値段に反映させなくては割に合いません。

(例えば象牙と柘では材料費以外に手間代も大きく異なります)

本当の手彫り印鑑であれば木製の印材であっても彫り難い圧縮材であればそれ程安価で

提供はできないはずです。

具体的な値段については様々ですのでこの場では記載できませんが、同じお店内で圧縮印材以外に

もいろいろ種類があるでしょうから、柘と比べたり他店の同じ印材と値段を比べてみるのがいいと思います。

(「圧縮印材は手彫りされていない」という誤解はなさらないで下さい。あくまでも安価で手彫りとして売られている

圧縮印材は本当に手彫り印鑑なのか確かめる必
要があるのではないでしょうかという意味です)

手彫り証明写真 (印鑑)

非常に長い説明になってしまいましたが、ここまで読んでいただいたのでしたらもう少しお付き合いお願いします。

先ほどから私は「疑問があれば写真の依頼を」と何度となく書いております。

でも、印章業界、特に手彫り職人さんは高齢の方が多いので写真の撮影は苦手なハンコ屋さんも多いのでは?

と疑問も生じると思います。

確かにそれはあります。

彫っている途中の写真依頼を拒否すれば=嘘 と決めつけてしまうのは少々強引です。

しかし、インターネットで「手彫り印鑑」と検索しみてて下さい。

膨大な数の手彫り印鑑屋さんが検索結果に現れます。

クリックして実際にいくつかハンコ屋さんのホームページを見てみるとどうでしょう。

パソコンやデジカメを扱えないような高齢者はほとんど見当たらず、それどころか写真満載のサイトが

沢山見つかるはずです。

その中には別途ブログや手彫り印鑑を彫っている動画を載せているサイトも結構多くあります。

そうです。

まあ、当たり前と言えば当たり前ですが、パソコンやデジカメを扱えないような高齢の方はホームページを

開設していないのがほとんどです。

もちろんホームページは専門会社に全て委託し作ってもらったお店も中にはあるとは思いますが、

大部分のホームページはシステムのみ専門業者に委託し文章や写真は自分の作った(撮った)もので更新する

というものです。

プリントした写真は現像の手間が掛かるので、写真のデータだけの依頼で十分でしょう。

ほとんどのネット印章店は街の零細なハンコ屋さんが運営していますので、個別の依頼でも普通は

受け入れてもらえるはずです。

ですから、手彫りを強調しているのに頑なに写真撮影の依頼を受けてくれないハンコ屋さんは

疑いをもって接する必要があると思います。


もう一つ。

長々とすみません。

私に問い合わせをいただいた中で、数名の方から気になる質問がありましたのでもう一つ。

手彫り印鑑という手彫りの定義について。

これは冒頭部分に正式な定義を書きましたが、国(校正取引委員会)からの指導で、業界の中央組織である

公益社団法人(2015年現在)全日本印章業協会が制定した公式なて意義です。

しかし、中にはこれを平然と無視して「当店はこれを手彫りと呼んでいます」というというお店があるそうです。

途中機械を使用して彫ったものをそのまま「手彫り印鑑」として販売するのは躊躇してなのか、

機械を使用している事を公表しつつ「手彫り印鑑です」とは何たる事でしょうか。

全日本印章業協会が決めたきちんとした定義があるにも係わらず、それを平然と無視したお店があるのは驚きです。

最近そのような手彫り印鑑偽造店が増えているそうですが、実は私も同業者さんの集いでそのような店主と話を

した事があります。

冒頭部分と重複しますが、印章彫刻機械が発明されてから手彫りしていない印鑑を手彫りとうたい販売している

お店が増え、それを公正取引委員会が問題視し、印章業界の中央組織である全日本印章業協会合に指導をして指針を

作ったのが上に書いた3つの彫刻方法の定義です。

ですから、印章業界に従事する者は知っていなくてはいけない事ですし、当然守らなくてはいけない事です。

手彫り風に偽装して正式名称を無視(機械彫りを手彫りとして販売)する事は言うまでもなく悪徳ですが、

公然としていればいい訳ではもちろんありません。

単なる開き直りです。

「どちらの方がより悪徳か」ではなく、どちらも悪徳です。

全日本印章業協会が作った指針を公然と無視しているお店の言い訳としては

「定義は全日本印章業協会が作ったもので、法律で定められたものではない」

「当店は協会に加盟していないから関係ない」などと言っているそうです。

呆れてものが言えないというか、幼稚な言い訳ですね。

全日本印章業協会が勝手に作りだしたとでも言いたいのでしょうか。

公正取引委員会という国からの指導により業界の中央組織が作ったもので、ごく自然な成り行きです。

私が直接話をした指針反対派の店主さんも「法律で定められた事ではない」と自信満々で言っておりました。

どう思います?

今でこそいろいろなホームページで手彫り印鑑の彫刻方法が画像や動画で紹介されていますが、それでもまだ

一般の人にはわかりづらいところがあると思います。

でも、それを踏まえても一般感覚で「手彫り印鑑」と言えば一切電動工具を使用しない古来の道具のみで

彫られた印鑑の事だと思いませんか?

その通りです。

詳しい彫刻方法まではわからくても、手彫りと言えば単純に手仕事のみで彫った印鑑の事を指すのです。


よく業界では「ペンシル手彫り」という言葉が聞かれますが、ペンシルと言うのはルーターのようのな

電動彫刻機です。

これを使って彫った印鑑は、いくら手で動かして彫ったものでも手彫りに該当しません。

ですから「ペンシル手彫り」とは「電動工具を使った手彫り」という矛盾した表現で手彫りとは言いません

でも、それも一般感覚では当たり前の事ですよね。

少しでも電動工具を使って彫った印鑑は手彫り印鑑とは呼ばないのです。

そんな一般感覚では常識な事が、印章業界では非常識となってしまってます。

ペンシルに固執してしまいましたので話を戻しますが、全日本印章業協会が制定した印章彫刻方法の定義を

「全日本印章業協会が作ったもので法的根拠は無い」とか

「うちは全日本印章業協会に加盟していないから定義は関係ない」などと言っているお店は例外なく

手彫り印鑑は販売していません。

まあ、考えてみれば当然の結果です。

嘘の無い手彫り印鑑を販売しているお店であれば、指針がどうのこうの 定義がどうのこうの協会がどうのこうの

など関係なく「当店は手彫りですよ」と言えばいい事ですので。

ホームページを開設していてデジカメを扱えるのであれば、撮影の依頼に「わかりました」と言えばいい事です。



長々と大変失礼致しました。

継ぎ足し継ぎ足しで更新したので、何度も同じ説明がありましたね。

印章店に従事している私自ら自分の業界を「汚点が蔓延している」と批判しておりますので、同業者から

意見をいただく事があります。

意見は応援ばかりではなく批判や中傷もあります。

批判や中傷はもちろん嫌なものですが、私は笑って一蹴します。

だって、批判や中傷する同業者さんは100%「印章業界の二大汚点」に手を染めているお店だからです。

自分の牙城が崩されるのが嫌なだけなんですよ。



責  はんこの印善        

手彫り印鑑の紹介

当店が公開している情報について





手彫り印鑑とは少々異なりますが、巷には印相体や開運印鑑というデタラメなはんこが溢れています。

私の言葉ではどうも納得できないという方はこちら→ ブログ をご覧下さい。


このページは印章業界の二大汚点をなくす為に私が作った業界の汚点を公開したサイトのサブページとして

作ったものをリニューアルしたページです。

リニューアル前の文章はこの下です。    サイトトップページ





注)ここから下はページリニューアル前に書いた文章です

ハンコの手彫り、手仕上げ、機械彫りについて


ハンコは印影が命なのは何度か説明してきましたし、説明がなくてもご理解されているかと思います

ですので、手彫りでも手仕上げでも@素晴らしい字でA唯一無二 という二点があるならばどちらでも

いいハンコと言えます。

ですが、ここではあえて「手彫り」工法とそれ以外の工法の違いを「うなぎ」を例に挙げ

ネット上の手彫り印鑑販売サイトのデタラメを説明させていただきます

◎これは「手彫り印鑑」を求める人が「偽の手彫り印鑑」を騙されて買ってしまう事を例えたものです

 ウナギを取り扱う業界の批判ではありませんのでご理解下さい。

例)

炭焼きの国産天然ウナギのうな重が食べたくお店を探している人が居ると仮定します。

歩いて探していたら、いい雰囲気の古風な建物で、ショーウインドーには

日本の川でウナギの投網漁をしている写真

店主らしき腕の良さそうな調理人が手で裁いている写真

炭で焼いている写真


が飾られていて、隅には昔ながらの漁具も飾ってあります。

これはよさそうなお店を見つけた と思って入ってうな重を注文しました。

うな重を食べてみたら、まあまあ美味しかったので満足してお店を出ました。

(実際はお腹が空いていたので何を食べても美味しく感じられる状態でした)

そして何日か経った時、テレビのドキュメンタリー番組で

「カメラは見た 老舗ウナギ屋の実態」というタイトルでその時のお店が取り上げられていたのです

もちろん店名は伏せられて、看板などお店を特定できる画像は写っておりませんが

映し出された店内の様子、テーブルの配置、壁や飾りの特徴から間違いありません。

番組では

日本産のものなど使っておらず、ウナギは全て外国産の養殖もの

調理人は全てアルバイト

全てガス焼き

こんな実態が映し出されていました。

どうでしょう

普通でしたら「騙された」と思いませんか?

そして翌日お店に「おかしいじゃないか」と苦情に行くと

最初店員ははのらりくらりと惚けていましたが、ドキュメンタリー番組の画像を示し追求したら

渋々打ち明けました。

「普段はアルバイトが調理していますが、社長(写真に写っている調理人)だってたまには調理します」

「予約のお客様には日本産のウナギを炭を使って焼いています。」

などと説明されたので、どうしても納得がいかず更に追求したところ

開き直って驚きの説明をしてきました。

店に飾ってある写真や漁具はあくまでも飾りです。」

写真はあくまでも伝統の漁法や炭火焼を紹介したまでです

「どこかに『
日本産ウナギを使用』や『炭火焼』とかって書いてありますか?」と驚きの説明がされました

言われてみれば確かに文字ではどこにも書いてありません。

しかし、店内はウナギが日本の川を遡っていく写真

漁師が漁具でウナギを捕っている写真

店主が裁いている写真

炭火で調理している写真が目立つ様に置いてあり、漁具も飾られています。

こういうのはいいのでしょうか。

言葉で騙していなければ他の事は何でもいいのでしょうか。



この仮定話はそっくりネット上の手彫り印鑑にも当てはまります。

実はハンコの方が悪質です。

ウナギの例のように紛らわしいサイトも多いですが、完全な嘘のサイトが非常に多いのです

尚、「手彫り仕上げ」という言葉がよく書かれていますが、これは手彫り印鑑の事ではありません。

こんなの変ですよね  (印鑑彫刻で「手彫り仕上げ」という工法はありません)

ネット上の手彫り印鑑の大部分は実際には機械彫刻したハンコを「仕上げ」と称して

「手彫り風の傷」を付けたのみのものです

これもウナギの例で表現しますと

外国産のウナギを1週間だけ日本の池で泳がせただけのものを「日本産」と表示して販売するようなものです。


現在、ネット上のハンコ販売サイトでは大部分が手彫りをしている写真が掲載されています。

しかし、「手彫りの写真とそのお店が手彫りをしているか」という事は全く関係ない無法地帯になっているのです。

私がこう書いても「それは一部の悪質なサイトの事でしょ」と思われるかも知れません

でもそうではないのです。

ごく一部だけでしたらわざわざこんな反感を持たれてしまう様なサイトを作る必要はありません。

現状は大部分のサイトが該当しているのです。

1カットの写真だけなら「飾り」と言っても無理はありません。

しかし、店主が丁寧に手彫り印鑑の工程写真を順番に何枚も載せていて手彫りの良さも説明してある一方

実際の商品は機械彫り印鑑か手仕上げ印鑑というところが多々あります。

これは明らかにお客様を騙していると言えるでしょう。

手彫り印鑑の真偽は仕上がり品や一部の工程を見ただけでは一般の方はまずわからないと思います。

手彫りの写真が掲載されている事と手彫り印鑑を売っている事は関係ない

まるでおかしな話です。

ネットサイトの手彫り印鑑はインチキばかりなのです。




※手彫りの開運印鑑について


開運印鑑業者さんの手彫り印鑑について、私は「論外」と書きましたが、それは私が調べた範囲の事です

まあ、開運印鑑そのものがインチキなのですから手彫りもインチキと考えるべきでしょうが、別の発想も出来ます。

開運吉相印相書体というのは彫刻技術が簡単(こちらのQ15をご覧下さい)ですので手彫りも比較的簡単なのです。

ですので、技術に自信が無い業者さんでも手彫りする事は可能なのです。

という事は開運専門で手彫りをしている業者さんも見つけられるかも知れません。

しかし、手彫りで開運印鑑を作っても何の価値もありませんので、その辺はきちんと見極めて下さい。



印鑑の彫刻方法について

三種ある印鑑の彫刻方法で私が一番いいと思うのはやはり何と言っても手彫りです。

しかし、同業者さんとの懇談で反論された事があります。

「ハンコは手彫りする事に意味がある訳じゃなくて、字が命なんですよ」という反論です。(
後述)

実務で使われる印鑑は、押してある印影を使うものですので、その言葉は「ある意味」その通り

なのですが、あえて「ある意味その通り」という表現にさせていただきます。


私は印章業界の汚点の一つである手彫り印鑑の偽装について公表しておりますが

手彫りならばどんなものでもいいという事は言っておりません。

技術ある手彫り印鑑こそ価値があると思っております。

(私はお客様のご協力をいただき、ブログで実際に彫った手彫り印鑑を公開しております)
(技量に自信が無ければ印影を公開したり致しません)


誤解しないでいただきたいのは「手彫り」以外いけないというのではありません。

いけないのは、手彫りしていないのに「手彫り印鑑です」と嘘を付いている事を批判しているのです。

(「嘘がいけない」なんて、世間じゃ常識ですよね)


いいハンコが欲しいと思って「手彫り印鑑」というキーワードでネットからお店を探している方。

高価なので「当然手彫りされている」と思って発注した印鑑が「実は機械で彫られていた」なんて事でしたら

たまったものではありません。

ハンコを受け取った後で前述(
)した「ハンコは手彫りする事に意味がある訳じゃなくて、字が命なんですよ

だんて言われても高価な料金を支払ったお客様は納得しないでしょう。

私は同業者さんに「手彫りより字が大切」と言われて悔しい思いをした事がありましたが、

お客様からいただいた言葉に救われました。

「本当に手彫りしている職人さんは『手彫りする事より字が大切だ』なんて言わないですよ」という言葉です。

いい加減な文字を彫るより、美しい文字を彫るのは大変ですが、それと共にきちんと手彫りする事も

大変な作業です。

「文字が大切だ」という事は、印章彫刻技能士であればわざわざ口に出さなくてもわかる事です。

本当に手彫りしているのであれば、自分が苦労して手彫りしている工程を粗末に表現する事はしないはずです。

これはお客様から言われて目からウロコが落ちた有り難い言葉です。


冒頭に書きましたが、手彫り印鑑のポイントは工程写真です。

これを依頼しても大半が断られると思います。

1本何万円もする高価な手彫り印鑑を注文した、大切なお客様からのご要望なら、お客様の気持ちを考え

途中5〜6枚撮って差し上げればいい事です。

難しい事ではありません。

第一、お客様に喜ばれます。

写真につきましては、冒頭でスマホユーザーさん向けのブログURLのリンクを貼りましたが、

そのブログはPCからでも不自由なく見られます。(本来PC用のブログです)

ブログ記事をお読みいただければ、必ずご納得いただけると思います。

是非お読み下さい (ブログ記事→必ず彫刻工程写真を依頼しましょう


私は印章店を経営し、ホームページ上では手彫り印鑑を「完全手彫り印鑑」と銘打って販売しております。

完全手彫り印鑑というのは印章彫刻の正式名称ではありません。

しかし、完全な手彫り印鑑ですので景品表示法の優良誤認には該当しません。

完全という言葉を付けなくても、手彫り印鑑といのは全く機械を使わずに彫るものですので、本来なら

あえて「完全」などという言葉は付けなくてもいいのです。

そうでもしないとお客様に信じてもらえないほどこの業界は汚点にまみれてしまっています。

また、完全手彫り印鑑と称する手仕上げ印鑑も多く販売されており、悪徳商店とのイタチごっこのような

状態になってしまっています。

今やインターネット上の印章販売店(ハンコ販売サイト)の説明文は全く信用できない状態となってしまって

おります。

悲しい事ですが、まあこんなもんですよ今の印章業界は。


こんな業界を少しでも改善したく私は印章業界の汚点を公表するホームページを作りました。

自分(家業)が属する業界を自ら批判しているという状況を、心苦しくお読みいただいている方も多々居らっしゃるかと存じます。

他人を批判している私自身も批判されているかも知れません。

しかし、それでも私はこの汚点を一般消費者様に知っていただきたく今後も批判を続けていくつもりです。

しつこいようですが、印章業界には「開運印鑑」と「嘘の手彫り印鑑」という深刻な汚点が深く蔓延しております。

この汚点がなくなるまで私は追及を続けます。

別に私は日々純真潔白な生活をしている訳ではありません。

世の中偽装やデタラメは他にも数多くあると思います。

しかし、よりによって自分が生活の糧としている業界がこんなに腐ってしまったなんて、我慢なりません。

昔はこんな事無かった業界です。

是非、昔の「(印章業界の)嘘偽り無い時代」に戻ってもらいたい、戻したいです。

冒頭に「手彫り印鑑の99.9%は手彫りされておりません」と書きましたが、開運印鑑というのは100%デタラメです。

「開運印鑑(印相体)を否定してはいるものの、手彫り印鑑の偽装をしている」という汚点に片足を突っ込んでいるお店

も大変多くあります。

汚点など一つも無くて当然です。

今の印章業界は汚点だらけのマイナス業界となってしまっております。

まずはマイナスをゼロにする事からはじめなければいけません。(お客様ではなく、印章業に従事する者へ対してです)


ハンコを買う人、手彫り印鑑を作ろうと考えている人は汚れきった印章業界を正しく見極める目をもって下さい。

開運印鑑については下のリンク先(トップページ)をご覧下さい。

ハンコに関する知識はなくても、賢明な人であればきっとここに書いてある事をおわかりいただけるかと思います。

【印鑑を買う上での注意】

★開運印鑑を知るには印相体を知る必要があります。

★「手彫り印鑑」として販売されている印鑑の99.9%は手彫りされていません。

この二つに注意して下さい。

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2017.5.19





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