開運印鑑をQ&Aでわかりやすく解説しました
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印相体・吉相体・八方篆書体

Q 1)開運の印鑑  吉相印 印相体とは何でしょうか

A)業者さんが商売方法として近年創作したもので、昭和40年代以降広まりました。

 印相体は当初、開運印鑑専門の書体として創作され、吉相体は印相体の名前を変えたものです。

 当時は開運印鑑と呼ばれる事はほとんどなく、「印相印」と呼ばれておりました。

Q22)印鑑以外の開運や家相、方位、名前の字画占いもいかがわしいものなのでしょうか

A)ハンコ以外は分野外になりますので申し訳ございませんが言及できません。

  誤解を招かない様に私見も控えます。。

  ただ、確かな事は「印鑑と開運、家相、方位、名前の字画占いは全く関係ない」という事です。

  全て商売方法として結び付けているに過ぎません。

  「印鑑の文字や素材(印材)によって運勢が変わる」と説いている古文書もありません。

Q23)ずばり開運の印鑑(印相体・吉相体)はインチキなのでしょうか

A)断言します 全てインチキです。

 「ほとんど」ではなく全てインチキと断言します。

 99%ではなく、100%インチキです

 昭和40年代にハンコ屋がハンコを売りつける為に創作した商法ですので、慣習・伝説・言い伝えではないからです。

 私の言葉を信じられない方は、開運印鑑販売店さんに言い伝えなどの出典を聞いてみるといいと思います。

Q17)横目象牙が最高級の象牙印鑑と聞きましたが

A)1本の牙からたくさん作れない断裁の仕方をしてありますので確かに高価ではありますが

  高級品ではなく、欠け易い印材です。

  古くから象牙が印材に使われてきた理由の一つに「欠けにくい」という特徴がありますが、

  横目象牙はこの重要な特徴を無視した開運印鑑と併せて売られた印材です。

  通常は象牙の向きに倣って印材を加工しますが、横目象牙は横方向に印材をとります

  象牙の断面は木の年輪の様になっていて、横目象牙は印鑑の胴体に''年輪''の「輪」が現れます。

  この輪に開運商法は名前や宣伝文句を付けて販売しています。

  印鑑の材料は大別すると「木材」「牛の角」「牙」ですが、全て「天然繊維の流れ」があります。
  
  その「繊維の目」に逆らって彫る事になるので欠けやすいのです。

  近年開運印鑑業者さんが考えだした印材で昔はありませんでした。

  

Q 6)それにしては大半のハンコ屋さんが印相、吉相体を扱っていますが

A)開運商法が登場してから開運などに関する印鑑はよく売れています。

  それに便乗して今までの印鑑店が右へならえした結果です。

  ◆開運専門に方針転換したお店   (開運印鑑専門店を俗語で「印相屋」さんと言います)

  ◆通常の印鑑を求める方には普通のハンコ・開運を信じる人には開運の書体でという使い分けをしているお店

  ◆脱サラして彫刻機械を購入して新規参入したお店

  など、様々な人たちにより開運商法は広まっていきました。
  

Q 8)しかし、技術競技会の受賞者が開運印(吉相・印相体)を販売していますが

A)これはある意味、開運の印鑑(書体)は技術の世界で通用しない事を逆に証明していると言えます。

  まず、その技術競技会がきちんとした会である事を前提として書きます。

  その受賞者の出展作品を見て下さい。

  開運、吉相、印相書体での受賞は絶対にありません。(←この事は非常に重要です

  きちんとした競技会であればその様な書体での受賞はあり得ません。

  もちろん、出展者は「開運印鑑は無価値な商売道具」という事がわかっていますので

  商売では吉相印を販売しても、技術競技会にその様な書体の作品を出品する事はありません。

  

Q 2)印鑑と開運について昔からの言い伝えを教えて下さい

A)ハンコで開運になるという言い伝えはありません。

  書道等に用いる落款印などで吉祥句を印鑑にする事や、通常の印鑑に吉祥模様を彫る事は一部ありましたが

  今売られている開運吉相印、印相体などとは全く関係ありません。

  開運、幸運、吉相の印鑑はあくまでも業者さんが近年商売方法として考案されたものです。

Q28)どこにも開運と書いていませんが、大半の印章店で印相体の取り扱いはあるようです

  これはどうなのでしょうか。

A)今や印相体は書体の一つとして定着してしまっている事は私も認めなくてはいけない事実です。
 
 しかし、印相体というのは(重複しますが)歴史・伝統・言い伝え・美的観点を全く無視していい加減に作られた書体なのdす。

 「印相体ってカッコイイ」とおっしゃるお客様も居りますが、美術展で絶対に受賞しない書体が「カッコイイ」というのは

 (言葉は悪いですが)篆書体の知識が無いからです。

 そんな書体である印相体を書体選択肢の一つとしてお客様に薦めていいのでしょうか?

 無知な人、書体にこだわらない人ならば変な書体でもいいのでしょうか。(補足説明→開運印鑑とは

 そんな訳はないです。

 何も知らずに選んでしまった書体で作った印鑑が価値の無い印鑑だったなんて

 こんな事は許されません。

Q32)普通の開運印鑑と違って秘伝の開運印鑑を持っているのですが。

A)その印鑑を持っている方や秘伝を信じている方に申し訳ないのですが書かせていただきます。

 「秘伝」というのはその字の通り「秘密に伝わる」から秘伝というのです。

 それが販売されていたとしたら既に秘伝でも何でもないのです。

 また、それが仮に秘伝であるならば、販売などしてしまっていいのでしょうか?

 開運商法の宣伝文を見て下さい。

 「秘伝だから公開できない」「奥義」「究極」「他とは違う」・・・

 どうです? 胡散(ウサン)臭いと思いませんか?

 その胡散臭さが答えです。

 補足説明

 

編集後記

なぜこれほど開運の印鑑に辛口なのでしょうか。

実店舗での経験上、開運の印鑑を信じない人は、上のQ1〜Q3くらいを

お話しただけで理解いただいています。

しかし、開運商法を信じきっている人にはなかなか理解されないのが現実です。

でもそれは、ここに書いてある事が開運商法の理屈に負けているのではなく

私の文章力が饒舌な開運商法の方達に劣っているに過ぎないのです。

人を騙す為には饒舌さが必要ですが、いいハンコを彫るには口ではなく技術の方が大切だと思います。

上の内容は私見が混ざる番外編を除いた部分は全て事実です。(私見も事実に基づいたものです)

本来であれば「開運だの吉相だの印相だのの印鑑は全てインチキ」と言えば一言で済むのです。

しかし、インチキをわざわざ理屈で説明しなければならない程、おかしな事が浸透してしまっているのが現実です。

大多数のハンコ屋さんが、多かれ少なかれ開運商法を行っている現状は

さながら「赤信号 みんなで渡れば怖くない」と言った状況です。

赤信号は例えみんなで渡ろうが、赤は赤なのです。

信号はいずれ青に変わりますが、「商売道具としてわざと歪に創作された書体」は

何年経っても書道の分野で認めらる事はありません。

そうなのです。

字が命である印鑑、は開運や占いを託す物ではなく、書道の分野なのです。(字の評価基準は若干異なります)

でも、一般の方はあまり知らないのではないでしょうか。

そこ(一般の方は印鑑についての知識が無い事)が印鑑の開運商法が流行ってしまった要因です。

私は開運印鑑(及び印相体)をネット上で公然と批判している関係で、よく印相体(または吉相体)について

相談をいただきます。

その中で多い問い合わせの一つに「印相体・吉相体の変換、見本、一覧が載っているサイトを探している」という

お問い合わせが数多くあります。

しかし、その様なサイトを仮に探し出しても、何の意味もありません。

印相体(吉相体)とは、文字の美の世界ではゲテモノ扱いされている変な字だからです。

なぜ開運印鑑(印相体で彫られたハンコ)がいけないか?

それはこのページに十分書かせていただきました。

消費者の不安を煽って販売したり、高額な商品を売りつける事だけが開運商法(霊感商法)ではありません。

あたかも昔からの言い伝えであるかの如く言葉巧みに開運を語り(もしくはネット上で宣伝)

ご利益を演出する為にわざと歪にした変な物を「開運」「吉相」といううたい文句で販売する事

書体選択肢の一つとして「吉相」だ「印相」だの、あたかも縁起の良さそうな名前を並べる事

これらは全て開運商法です。

例え法外な金額でなくとも

例えしつこい勧誘がなくても

いい物を買おうと考えている消費者に、優良な物と誤認させて変な物を売ってしまう行為

インチキ商法そのものです。

賢明な人であれば、必ずわかるはずです。
                                        文責  はんこの印善

Q30)霊感商法のように他人の弱みに付け込んで高額な印鑑を売りつける訳では無いので

    そこまで批判しなくていいのではないでしょうか。

A)ハンコの霊感商法と開運商法について説明しますが

  霊感商法の悪徳さは改めて説明するまでもありません。

  開運商法は霊感商法と違い、他人の弱みに付け込んで高額な印鑑を売りつけたりはしません。

  「○○は縁起がいいと言われています」とか「○○学ではいいと言われています」と見えない嘘を付いて

  ヘンテコな印鑑を販売するくらいです。  

  もしくは、書体選択肢の一つとしてのみ扱われている場合もあります。

  ですので、刑事事件になる霊感商法とは区別して考えるべきでしょう。

  しかし、普通のハンコは該当せず、開運商法の印鑑が霊感商法の印鑑と共通する点があります。(←この事は非常に重要です

  それは「字」です。     

  しつこいほど説明してきた「開運の御利益を演出」する為につくられた歪(いびつ)な字はどちらも共通です。

  そうです  開運に関係する印鑑は霊感商法で売られているハンコと同じ物なのです。

  ハンコは印影が重要だという事は印鑑に詳しくない方でもご理解いただけてると思います。

  その重要な印影(字)が霊感商法の印鑑と吉相(印相)体は同じなのです。

  これでインチキ、デタラメなのがおわかりになると思います。

Q31)開運印鑑の考えは、きちんとした統計に基づく理屈によって

    つくられたと書いてありますが

A)典型的な見えないインチキです。

  よく考えてみてください。

  人生は人それぞれ違います。

  同じ遺伝子をもった双子が同じ屋根の下で暮らしても全く同じ人生は歩めません。

  同じ条件で二通りの方法を試す事が出来ない状況で、どうやって統計をとるのでしょうか。

  開運印鑑を持った場合と持たない場合でどう人生が変わるのか。

  一人の人間であっても、少しでも時間が経てば同じ状況は有り得ません。

  二通りの方法を試せない状況で「印鑑と開運についての統計」など意味がありません。

  第一、人間の「幸」「不幸」と印鑑がどう関係しているかなど、どうやって調べているのでしょうか。

  開運印鑑を作ったから会社が成功したのですか?

  いいえ

  それは本人が努力したか、取引先が良かったのか、先見の明があったのか・・・

  何とも言えませんが、少なくとも開運印鑑の魔法の力ではありません。

  「悪いと言われた印鑑を持ってたから交通事故に遭った」ですか?

  いいえ

  それは運転者が不注意だったか歩行者が飛び出したか、道路が濡れてスリップしたか・・・

  いろいろ原因はありますが、少なくとも印鑑は関係ありません。

  誤解しないでいただきたいのは、昔からの言い伝えなどを理屈で証明出来ないからと

  全て否定しているのではありません。

  「浦島太郎」や「かぐや姫」の話などは理屈ではあり得ませんが、後世に伝えるべきいい童話だと思います。

  しかし、開運印鑑、縁起のいい書体というのは言い伝えでも何でもなく

  業者さんが近年商売方法として創作した「技術、美術の世界」では通用しない変なものなのです。

  わかりやすく言えば、ハンコ屋が考え出した単なる開運グッズなのです。

  ですから、人間の幸、不幸とは何の関係もないのです。

  それよりももっと単純な事。

  開運印鑑の業者さんは統計なんてとっていないですよ。

  インチキに統計など必要ありません。

  「○○と言われています」と嘘を書くだけでコロッと騙されてしまう人が多いので

  面倒な統計などする人は居ません。

  断言せず無難に「・・・らしいです」「・・・と言われています」と書けば責任を追及されても逃げ道はありますので。

  そもそも、開運印鑑を販売するお店が発表する統計を鵜呑みに出来ますか?

  ハンコに関する中立的かつ非営利の団体が発表しないと意味は無いと思いませんか?

  「ハンコに中立的かつ非営利の団体」と言えるのは、公益社団法人(2017年現在)全日本印章業協会のみです。

  その公益社団法人・全日本印章業協会は「開運印鑑を持ってからいい事があったか?」などというアンケートは

  実施していません。

  それどころか、現在は協会と合併した全日本印章業組合連合会(現在は合併により消滅)は、昭和45年10月4日に

  「印相印反対宣言」というのを決議しました。

  印相印というのは印相体で彫られた印鑑の事を指し、今で言う「開運印鑑」の事です。

  

Q27)なぜほとんどのハンコ屋さんがインチキ(印相体印鑑の販売)をしているのでしょうか

A)開運の印鑑を信じる人が多いので、印相体(吉相体その他呼び名はお店によって異なります)を取り扱えば

  よく売れるからに他なりません。

  昔から印鑑に使われてきた6書体に印相体を加えた7書体にするだけで、大きく売り上げが伸びるからです。

  売り上げは6(書体)分の7(書体)(数値上では1.1666・・・)になるのではなく、1.5倍位になるそうです。

  Q23に書きましたが、プラスチックの印鑑を象牙と偽って販売するのは「目に見えるインチキ」です。

  しかし、「開運の印鑑」は「目に見えないインチキ」です。

  これがインチキが広まった原因です。

  目に見えようが見えまいが、インチキには変わりません。
  

Q 3)開運吉相印とは具体的にどんなハンコでしょうか

A)まず、字に大きな特徴があります。

  篆書体という書体を変形させて印面に隙間無く彫るのが特徴です。

  書法(書道)を無視した異様な字ですので、印章(印鑑)技術や書道の分野では通用しません。

  また、印材はそれまでの利便性や美しさ、「古き良き時代」のハンコを否定した材料で売り出されました。

  当たり(上下のしるし)や太枠細字の篆書体や小判型印鑑などを否定し、角印は過度に丸たもので

  象牙は欠けやすい横目象牙など変わった素材が次々に登場してきました。     

Q 4)印鑑によって開運になる事があるのでしょうか。

A)印鑑と運勢(開運)は全く関係ありません。

  ですので、ハンコで幸運になるとも不幸になるとも何も言えません。

  ただ、有るのか無いのかかと言われれば、印鑑と開運は関係ありませんので

  「印鑑では開運にならない」と言えます。

  余談ですが、「開運の印鑑で幸せになるのは、買ったお客様ではなく、売ったハンコ屋だ」

  という笑うに笑えない話があります。

そもそも、昔の印鑑はこの様なかたちをしていました。
しるしや飾りがついており、現在のかたちより芸術性に
優れておりました。

当時はもちろん全て手作りで、今の時代に復元すると
すれば、無地(丸棒)印材より高価になります。
これでわかるでしょうか。
しるしのない印鑑(印材)はしるしや丹(その他の飾り)が
ある印鑑より作成が簡単なのです。
つまり、安いのです。

話が本題から逸れましたが、昭和初期までこの様なかたちの
印材が使われていました。
ですので「ハンコは自分の体だからしるしの無いものがいい」
などという言い伝えはもちろんありません。
開運商法をやっている業者さんが考えた嘘デタラメです。


Q13)重要書類に捺印する時に印面をよく確認し、その時に一息ついて

    「本当に捺印していいのか」を考える為にも、しるしの無い印鑑が

    いいと聞きましたが。

A)これはどこにも「開運」と書いてありませんが、実はこれも開運商法の人が考えだした宣伝文句です。

  書類への捺印はよく考え慎重にする事は非常に重要です。

  しかし、それと「わざと不便なハンコを使う事」は別問題です。

  よく考えてみて下さい。

  重要書類に捺印をする場合は、例え当日であっても捺印前に考えてみるものです。

  印鑑に朱肉を付けて「いざ捺印」という段階になって慌てて考えるべき事ではないのです。

  それを、「一息付いてよく考える」という名目で、わざと不便な印鑑を使うべきなのでしょうか。

  しるしのない印鑑で印面の上下を探しながら、同時に書類の重要性について考えるべきなのでしょうか。

  頭が混乱しませんか?

  ハンコに気をとられて大切な事を忘れたりしませんか?

  それに、開運・吉相・印相体は字が変形されて隙間が無いので、よく見ても上下逆さまに押してしまう

  事が結構あるのです。

  書類への捺印を慎重に行うのであれば、使いやすい印鑑を使って下さい。

  尚、昔の印鑑はほとんど「しるし」が付いていました。

  「しるし無しの印鑑を使い一息付けてよく考える」という話に「開運・吉・福」という言葉はどこにも出てきませんが

  商売人のセールストークに左右されずご自分の意思で「上下のしるし」の有無を決めるべきです。 

  補足説明→こちら

  

Q29)印相、吉相体でハンコを注文したらいいハンコが出来ましたが

A)この答えは非常に難しいです。

 買い物の主人公はあくまでもお客様です。

 洋服などは、お客様が気に入ったデザインの服を選ぶ事で問題は無いと思います(生地や耐久性は同一と仮定します)

 書画骨董なども、もちろんお客様が気に入った物を選ぶのが第一ですが、「作品の価値」という面からもいい物であるか

 考えて買うべきだと思います。

 ハンコは後者に属します。 (個人名が彫刻されるので単純比較は出来ませんが、詳しくはこちら→印鑑の価値をお読み下さい)

 書の掛軸を例にしてみます

 @技量のある書家が書いた「専門家にも認められる掛軸」と、A書法を無視していい加減に書かれた掛軸

 どちらが価値のある物かは言うまでもありません。

 しかし、技量のある書家が書いた@をお客様が気に入らなければ不満でしょうし

 逆にいい加減に書かれたAであってもお客様が気に入れば満足する事でしょう。

 ハンコにもこの例と同じ事が言えます。

 開運の書体で作られた印鑑は書道や印章技術の分野では通用しない価値の低い印鑑なのです

 しかし、それを「いい物」と感じて満足してしまう方が居らっしゃいます。

 変な物と知らずに買ってしまった開運商法の被害者と言えます。
 

Q16)本気で開運を信じる訳ではありませんが、印鑑を作る際は

    やはり姓名判断をしてもらい方位などを見てもらいたいのですが

A)姓名判断や方位は分野外ですので、そちらの言及は控えます。

  但し、印鑑と姓名判断や方位は全く関係ありません。

  古文書などで印鑑と姓名判断を結びつける記録もありません。

  ですので、ハンコを作る時に見てもらう必要はありません。

Q 9)印●学について教えて下さい

A)実は事情があって一部を伏字にしています。

  答えですが、その様な学問はありません。

  正確に言いますと、商標登録上ではあるらしいです。

  その関係で一部伏字にさせていただきました。

  これでおわかりだと思いますが、開運などに関する印鑑は全て商売道具なのです。

  職業訓練校として国から認可されている印鑑の学校(神奈川県)では

  印●学などは教えていません。

  教えている内容はもちろん商標登録などされていません。

Q15)手彫りの開運印鑑(印相、吉相体)はいいと思うのですが

A)例え手彫りであっても開運の書体であれば印鑑の価値は格段に下がります。

  もっとも、大部分の「手彫り開運印鑑」と宣伝されている印鑑は

  実際にはコンピューター彫刻機械で作ったものにわざと「手彫り風」の傷(底さらい)を付けただけのものです。

  尚、「手彫り仕上げ」という言葉がよく使われていますが、これは手彫りではありません。

  公正取引委員会からの指導があり、完全なる手彫り(彫刻工程で一切機械を使わない)印鑑

  以外は「手彫り」と表現出来ない決まりとなっています。 

  まれに、本当に手彫りで開運印鑑を作っているお店がありますが、開運の書体であれば価値などありません。

Q14)印相体・吉相体は彫る技術が難しく偽造されにくいと聞きますが

A)全く逆です 理由は

  1)筆感の無い太いゴシック体である (高度な彫刻技術は不要です

  2)書道の概念が無視されている。

  3)どれが上手でどれが下手か判別出来ない

  1=太いだけの単調な線は彫るのも真似るのも簡単です。
  
  2と3は同じ意味と考えていいでしょう。

  昭和にハンコ屋が考えた書体ですので、「書の美」としてのルールや概念や基準は無いのです。(書道、美術の世界では通用しません)

  太細の強弱が無いゴシック体で、しかも上手下手の基準が無いので彫るのは簡単です。

  しかし、それ以前に現在の開運印鑑はほとんどが彫刻機械で作られていますので、技術は無くても作れます。

Q19)吉相体、印相体は文字が枠に多く接していて欠けにくいと聞きましたが

A)枠に文字がたくさん接していれば欠けにくい感じがすると思われるでしょうが、実際欠ける場合は

  文字以外の部分から欠けてくるのは、枠に接する箇所が多くても一緒です。

  枠が欠ける主な原因は摩耗と落下です。

  落下は不注意ですが、摩耗は使用頻度が多い場合は防ぐ方法がありません。

  そこで、私用頻度の高い法人用印鑑は通常外枠を中輪(太目の枠)にして摩耗による欠けを防ぐのが一般的でした。

  しかし、開運商法では太枠・細字はQ18に書いた通りいけない印鑑とされています。

  嘘デタラメばかりです。

Q26)ほとんどのお店で開運(印相体のみも含む)の印鑑がありますが

    ここに書いてある「インチキという話」のどちらを信じればいいのでしょうか。

A)「こちらです」と一言いえば簡単ですが、それでは説得力が無いと思います。

  では、@これ(社団法人全日本印章業協会の彫刻証)をご覧下さい。

  印相体(吉相体)はありません。

  また、Aこちら(明治22年の印章広告)をご覧下さい。

  「いい印鑑はボディーにしるしのない無地の印材」と開運の印鑑を販売している業者さんのサイトには書かれています

  では明治22年には「いい印鑑」は無かったのでしょうか。

  そんな訳はありません。

  それどころか、開運の印鑑(印相体・吉相体)など無縁な「古き良き時代の印鑑」が全盛でした。
 
  上の@、Aと今までのQ&Aをよくお読み下されば、どちらが正しいか一目瞭然だと思います。

  【後日追伸】 私の話だけでは半信半疑だという方の為に私以外の識者の声を載せました。

  ブログ自体は私が書いたものですが、ぜひ他の識者の声をお読み下さい。こちら→デタラメの証明
  

開運印鑑Q&A 番外編

古き良き時代の印章

Q12)しるしのある印鑑は縁起が良くないといいますが

A)典型的な開運商法の宣伝文句()です。

  捺印時に印面の上下がわかりやすい様にする為に昔からある便利なしるしです。

  「当たり」「さぐり」とも言います。

  金属が埋め込まれているものは丹と言います。

  典型的な開運商法の宣伝文句とは
   
   「印鑑は自分の分身(又は自分の体)であるので、傷の付いた印鑑は良くない」右の写真参照)という話の事です

   ハンコは非常に重要な役割をする大切な物ですが、自分の分身とか自分の体

   などという言い伝えは全くありません。

   また、「しるし」を否定する為にあえて「傷」という聞こえが悪い表現が使われました。

   

Q11)その加盟店は開運の書体は扱っていないのでしょうか

A)答えにならないかも知れませんが、こちら(クリック)をご覧下さい。

  協会加盟店の発行する証明書(御印章彫刻証)です。

  それには開運、吉相、印相書体は載っていません。

Q24)開運の印鑑といっても名前や説明がいろいろ違うみたいですので

    一概に全てインチキと言ってしまうのはいかがなものでしょうか。

A最近、吉相体などと言われる事が多いですが、印相体の呼び名を変えただけで、歴史も伝統もありません。

日本の印鑑に使われる基本の6書体(篆書、隷書、楷書、行書、草書、古印体)も細かくは分けられますが

 書法、印章技術の理屈は大枠では同じです。

 しかし、商売道具としていい加減に作られた開運の書体はお店ごとに主義主張が異なって当然です。

 書体が自由に選択できる印章技術競技会であっても、印相体は絶対に出品されません。

 書体そのものがデタラメである事を印章技術者は知っているからです。

 流派など細かい事は関係なく全てがインチキです。
 

Q25)インチキという根拠を説明して下さい。

A)今までの問答が全て答えですが、重ねて説明します。。

  例えば豚肉を牛肉と偽って販売するのは明らかにインチキと言えるでしょう。

  それと同様、プラスチックの印鑑を象牙と偽って販売するのもインチキです。
  
  しかし、「開運の印鑑(吉相体・印相体)を売る事のどこがインチキなんですか?」

  「もしかしたら本当に開運するかも知れないじゃないですか!」(←Q5参照

  という声もあるかも知れません。

  しかしそれでも私は私は声を大にして「インチキ」と断言します。

  ハンコと運勢は関係ない事は重ねて説明した通りですが、仮にいいハンコであれば印鑑に開運や福、吉

  という言葉を付けて販売している事にこれほど強く批判はしないと思います。(いずれにせよいかがわしい事には変わりありませんが)

  しかし、開運に関する印鑑はいい印鑑ではありません。

  それどころか普通の印鑑でもありません。

  お店により主義主張は違いますが、どれも共通な事は異様な書体です。

  開運の御利益を演出する為にわざと字を歪(いびつ)にした変な書体の印鑑なのです。

  書体と書きましたが、これを書体とか字とか表現していいのか疑問が沸くほど異様なものです。

  印鑑の価値が下がるのは言うまでもありません。

  この様な変な物に「開運」とか「吉」「福」などの言葉を併せて販売する事。

  まさにインチキそのものです。

  近年商売方法として創作された「わざと変形させた字」に昔からの言い伝えなど何もありません。

  それをあたかも「縁起がいい」「いいと言われています」などと昔から言い伝えられてきた

  かの如く宣伝している事

  宣伝の強弱こそあれ全てインチキです。

  もちろんその宣伝文句は真っ赤な嘘です。

  追伸 こちら→印相体、開運印鑑の嘘も是非ご覧下さい。 

  

牙次印   
牙次印

Q21)開運については気にしていませんが、フォント選択の一部として

    印相体、吉相体を検討してみたいです

    いかがでしょうか。

A)開運について関心が無い方でも、印相体・吉相体の様な書体を「何となくかっこいい」と考え

  「その様な印鑑を作って下さい」 という依頼は実店舗を運営しているとたまにあります。

  これは開運商法が全国的にはやってしまった事が原因です。。

  買い物は本人が買いたい物を買うのが当然ですので、アドバイスは出来てもそれ以上の事は言えません。

  しかし、そのような印鑑を作る場合であっても是非次の事を知ってから検討してみるべきだと思います

  開運、吉相、印相体とは「開運の御利益」を演出する為に、あえて書法を無視して歪(いびつ)に書かれた字なのです。

  ハンコは字が命です。

  例え象牙の印鑑であっても、字が書道で通用しない歪(いびつ)な文字であれば価値はありません。

  印章文字の美を競う美術競技会で、印相体が受賞された事はありませんし、今後も受賞される事はありません。

Q20)継ぎ足し印はいけないと聞きましたが

A)その様な事は全くありません。
  
  そもそも「継ぎ足し印」という種類のハンコはありません。

  牙次印(げつぎいん:写真参照)という古き良き時代の印鑑をわざと印象悪く感じる名前に

  変えて説明したものです。

  水牛(または牛角)の先端に象牙を付けた印鑑で、昔は普通に使われていました。

  印鑑の傷みは「磨耗」と「欠け」です。

  その磨耗と欠け防止に一番適している印材は象牙ですが、1本まるごと象牙では

  高価になってしまう為、水牛の角の先端(印面)に象牙を付けた印鑑です。

  先端を象牙にしてハンコの命である印面を磨耗と欠けから守る実用性に適した素晴らしい印鑑です

  (今ではオーダーメイド品以外では印材が作られていない為、新品の印材は高価になっています)

  

  

Q10)印鑑業界の中心的な組織はありますか。

A)はい 社団法人 全日本印章業協会です。

Q 7)開運(吉相、印相体)の印鑑をつくろうと考えています。

   本気で開運を期待している訳ではないのですが

   なんとなく普通の印鑑より良さそうな気がします。

   実際はどうなのでしょうか。

A)断言します。

  いいハンコを求めるのであれば絶対に普通の印鑑にするべきです。

  開運(吉相・印相書体)印鑑はQ3で書いた通り、異様なハンコです。

  印鑑彫刻技術の世界、「文字の美」の分野では通用しません。

  下品な表現になりますが、わかりやすく言えば「ゲテモノ」の印鑑です。

  (きちんとした会社の印鑑、国・地方公共団体の印鑑には印相印はありません)

Q 5)でも、開運のハンコを使ってからいい事ばかりありますが

A)個人のジンクスとして心の中で思う事は自由ですが、印鑑と運勢は無関係ですので

  ハンコを買って(作って)開運になったというのは偶然や錯覚に過ぎません。

  例えば、ハワイに旅行した時知り合った人とその後結婚したとします。

  その結婚はハワイ旅行がきっかけと言えるでしょう。

  それと同様、開運印鑑を買った時に知り合った方と結婚したとします。

  それは印鑑を買った事が結婚に至ったと言ってもいいと思います。  (補足説明→こちら

  しかし、その結婚に至る要因は開運印鑑の魔法の力などではありません。

  別にハンコに限りません。   

  洋服でも食品でも同様です。

  単なる偶然や過程に過ぎません。  

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手彫り印鑑ブログ



開運印鑑Q&A U

編集者(手彫り印鑑 象牙 実印 作成 販売のお店)

Q18)太い枠の印鑑は枠が壁になり運気が入らない

    いけないハンコだと聞きましたが

A)開運業者さんが創作した話で、全くの嘘です。

  嘘というのは「いけないハンコ」という事についてです。

  運気については繰り返し書いている通り、ハンコとは無関係です。

  太枠の印鑑と言うのは、周りの枠を太くして字(篆書体)は細くするタイプの事を指します。

  わかりやすく太枠と書きましたが、印章用語では「中輪(細字)」といいます。

  40年以上前には多く見られた「太枠と細字で調和のとれた取れた美しいハンコ」です

  篆書体は筆が登場する以前の書体です。

  簡単に言えば「棒で字を書いていた時代の字」ですので、筆感を出さずに彫る細字の篆書体は

  本来の篆書体に近い姿なのです。

  そして調和をとる為に枠を太くして美的バランスをとるのです。

  通常の使い方であれば、印鑑は枠から欠けや磨耗が起こります。

  太枠細字の印鑑は枠が欠けにくい上に美的調和もとれている素晴らしい印鑑なのです。

  高齢の方の(手彫りしか無かった頃の昔に作った)印鑑を見る機会があれば是非見せてもらって下さい。

  太枠細字の篆書体の印鑑をお持ちの方は結構多いと思います。

  では、昔の人はみな太枠細字の印鑑が原因で良くない事が起こったのでしょうか。

  そんな事は無いですよね。

  でも実際に良くない事が起きたですって?

  それではQ5を読んでみて下さい。

  単なる偶然です。

  

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